警視庁公式Webリズムゲーム『ポリズム』の難易度が高すぎると話題に。速度変更なし、厳しい判定、リズムゲープレイヤーでも叫ぶ難易度

 

警視庁ホームページで遊ぶことのできるリズムゲーム『ポリズム(Porhythm)』の難易度の高さがSNS上で話題を呼んでいる。本作は2022年8月17日までにアップされたと推測され(Wayback Machine)、約1年後の6月2日、Twitterユーザーのひんこ氏のツイートによって話題となった。話題を呼んでいる理由として、その難易度の高さがあるようだ。


『ポリズム』は警視庁ホームページ内にある「ピーポくんタウン」で遊ぶことのできるWebゲームだ。内容はリズムゲームとなっており、警視庁音楽隊の楽曲に合わせ流れてくるノーツをタップしていく。難易度は3つ存在し、「巡査(やさしい)」、「巡査部長(ふつう)」、「警部(むずかしい)」となっていて、難易度に応じて曲が変わる仕組みとなっている。


本作の難易度が高く感じられる点として挙げられているのが、ノーツに対する判定がシビアというところだ。本作は多くのリズムゲームにのっとって、譜面上に「同時押し」や「階段」などのテクニカルなノーツが入っているのだが、それらのノーツに対する判定がシビアなため、その難易度が高くなっている。また、一番左端の判定が特に厳しいという声が上がっており、真ん中よりも判定が狭くなっているのではないかという推測も上がっていた。

また、オプションなどで速度調整や、PCで遊ぶ場合のキーバインドの変更などをおこなえないところも、難易度の高さの理由となっているだろう。「巡査(やさしい)」で遊ぶことのできる「ピーポくんのテーマ」は、ノーツの流れが非常にゆっくりなうえ、速度調整もできない。そのうえ「同時押し」「階段」などテクニカルなノーツもしっかりと用意されてることから、「やさしい難易度ではない」と面白がられているのだ。


そして、リズムゲームプレイヤーでも思わず叫びたくなるような難易度になっているのが、「警部(むずかしい)」で遊ぶことのできる「おうだんほどうdeクラシック」だ。この曲は、横断歩道を正しい手順で渡る方法を、「トルコ行進曲」や「天国と地獄」といったクラシックの名曲たちに合わせ学ぶことのできる一曲となっている。一曲にさまざまな曲が入っているメドレー形式ため、その曲ごとのテンポ感や譜面の構成に合わせた対応をしなければならないほか、先述した判定のシビアさもあるため、非常に辛口な難易度調整となっているのだ。

しかし、この曲特有の要素として、「右!よし!」、「左!よし!」の歌詞に合わせ、ノーツが左右に配置されるなどのこだわった要素もある。ゲームとしてただ面白いだけではなく、交通安全の大切さを、リズムゲームなりの表現で面白くとらえているのではないだろうか。


『ポリズム』は警視庁ホームページ内の「ピーポくんタウン」、プレイルームから遊ぶことができる。PCでもスマートフォンでも遊ぶことができるため、気軽に本作の難易度の高さを味わうことができるだろう。また、『ポリズム』以外にも、『リバーシ』や『交通整理』などのゲームも用意されており、ゲームから交通安全の大切さを学ぶことができるはずだ。




※ The English version of this article is available here


エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。