ジュブナイルRPG『星のハルカ』発表、PS5/Switch/Steam向けに発売へ。『ジラフとアンニカ』開発者による未来宇宙冒険譚


国内のインディーゲーム制作スタジオatelier mimina(アトリエミミナ)は5月24日、『星のハルカ』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 5/Nintendo Switch/PC(Steam)で、2025年に発売予定。発表にあわせて、公式サイトやSteamストアページも公開されている。

『星のハルカ』は、人類衰退の謎を求めて少年少女が宇宙を旅する、ジュブナイルSFRPGである。本作の舞台は、人類が宇宙を探索し尽くした遥か未来の世界。進歩をやめて黄昏時を迎えた人類は、過去の遺産であるエネルギーカプセルに依存した生活を送っていた。

メインキャラクターの1人であるユウキは、月の遺跡からエネルギーカプセルが送られてくる「スピカ村」で暮らす少年だ。ユウキは、遠く宇宙へ旅立った父の存在もあり、いつか自身も宇宙を冒険したいと思いながら、スピカ村での日々を過ごしていた。ある季節外れの雪の夜、ユウキは宇宙船の故障により不時着してきた少女ミーヤと遭遇。メカ好きの少年と明るく脳天気な謎の少女の、人類衰退の謎を探る広大な宇宙の旅が始まる。


ユウキとミーヤは、宇宙を旅する中でさまざまな星を訪れる。本作では、彼らが訪れた星を探索できる。詳細は不明ながら、広大なフィールドには愉快なものがたくさんあるという。ストーリーの進行と共に、フィールドを探索していくのだろう。フィールド内の要素としては、あちこちに「ねこ絵」なる収集要素が用意されており、集めていくと景品がゲットできるそうだ。

またユウキとミーヤは、冒険の中で敵と遭遇することもある。本作のバトルでは、操作キャラクターの切り替えが可能。プレイヤーが状況にあわせてユウキとミーヤを操作し、敵を撃退していくわけだ。各話の最後にはユニークなボスとの戦いも待ち受けており、それぞれギミックも用意されているという。そのほか本作は、全10話で構成されている。ストーリーパートでは、コミック風の演出によって物語が展開。TVアニメ風の演出も用いされており、各話の区切りでは次回予告が流れるという。3Dで構成された世界に加えて、コミック/アニメ風の演出も本作の特徴だろう。


本作を手がけているアトリエ ミミナは、ゲーム作家 / デザイナーの紙パレット氏による制作スタジオだ。スタジオの過去作としては、2020年に『ジラフとアンニカ』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で239件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。プレイヤーからは、可愛らしい世界観などが評価されているようだ。また同氏は、2018年までゲーム会社にデザイナーとして勤務。斉藤敦士名義で『ギタルマン』『押忍! 闘え! 応援団』など多数の作品に携わってきた。

公式サイトによると、本作『星のハルカ』においては、紙パレット氏は原作/ディレクター/プログラム/キャラクターデザインを担当。ほかにも複数名が携わり、制作が進められているようだ。

星のハルカ』は、PlayStation 5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに2025年発売予定だ。




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