『ディアブロ IV』一連のテストにて、ネクロマンサーが急激に弱くなったり強くなったりする。直近は2日間のテスト中に急いで強化
Blizzard Entertainmentは5月13日より2日間にわたって、『ディアブロ IV』のサーバー負荷テストを実施していた。本テストにおいては、テスト中に寄せられたフィードバックを受けて、すぐさまネクロマンサーの強化がおこなわれる一幕があった。
『ディアブロ IV』は、アクションRPG『ディアブロ(Diablo)』シリーズの最新作だ。6月6日に発売予定。本作ではシリーズで初めてオープンワールドのマップが採用され、プレイヤーはドルイド・ローグ・ソーサレス・バーバリアン・ネクロマンサーといったキャラクタークラスから選択し、サンクチュアリの各地を旅しながら地獄の軍勢と戦う。
本作に向けては3月18日から3月27日にかけて、予約者向け先行プレイを含むベータテストが2回にわけて実施。さらに5月13日より、サーバー負荷テストとして2日間にわたってテストプレイが実施されていた。そして、後者のテスト期間中にはホットフィックスが配信され、ネクロマンサーが強化される一幕があった。本作公式フォーラムによると、ホットフィックスによりネクロマンサーのミニオンであるスケルトンの生存性がフィードバックを反映して調整されていたとのこと。テスト中に寄せられたユーザー反応を受け、迅速に微調整が実施されたかたちとなる。
今回のサーバー負荷テスト向けには、3月のテストの結果を受けてアップデートが実施されていた(関連記事)。フィードバックを受けて、遊びやすさを向上させるさまざまな調整・不具合修正が実施。一方でバランス面では弱体化を受けたクラスもあり、ネクロマンサーについてはスケルトンの耐久力低下などの調整がほどこされていた。一方で今月のサーバー負荷テスト開始後には、この調整についてユーザーから批判が寄せられる結果に。スケルトンたちがボス戦だけでなく普段の戦闘でさえ頼りなくなり、倒されたスケルトンを再召喚する手間も増えるなど、耐久力が低下しすぎているとの意見が散見された。
そうした声を受けて、本作のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるRod Fergusson氏が反応。ネクロマンサーの弱体化に関するフィードバックをしっかりと把握しており、微調整を実施予定であると伝えていた。その約6時間後、テスト中にネクロマンサーのスケルトンの耐久力を調整するホットフィックスが配信された格好だ。その後テスト期間終了までの半日ほどは、調整後のネクロマンサーでプレイ可能となっていた。
弱体化への批判を受けて、テストプレイ中にネクロマンサーの微調整がすぐさま実施された『ディアブロ IV』。ほかのクラスも含め、製品版ではさらなる調整がおこなわれることだろう。また本作はシーズン制での運営が予定されており、四半期ごとのアップデートで新たなゲーム要素、クエスト、バトルパスの導入に加えてクラスのバランス調整も計画されているという(関連記事)。ゲームバランスについてはフィードバックを反映しながら、じっくりとブラッシュアップされていくことだろう。なお本テストで発生していた不具合についても開発元は認識しており、製品版では修正が実施予定とのことだ。
『ディアブロ IV』は、PC(Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2023年6月6日発売予定。