デベロッパーのEndnight Gamesは5月12日、サバイバルホラーゲーム『Sons Of The Forest』に向けて、「Patch 05」を配信した。今回のアップデートでは丸太運搬用のソリが追加されたほか、木の再成長が可能に。また料理鍋の追加で食事の幅が広がり、一部NPCや動物たちの調整が盛り込まれている。
『Sons Of The Forest』は食人族が住まう島で生き残り、そして島の謎を解き明かしていくオープンワールド・サバイバルホラーゲームだ。シングルプレイのほかオンラインでの協力マルチプレイにも対応している。早期アクセス配信中である本作は随時新規コンテンツを追加していくようだ。本日5月12日に配信された「Patch 05」では、前作『The Forest』にて丸太の運搬に使用されていたソリが再実装。木の再成長オプションなども追加され、丸太の確保と運搬が容易になる待望のアップデート内容となっている。また料理鍋の追加で食事の幅も広がっている。以下に主要な変更点を紹介していこう。
まず新たに「基本ログソリ」と「丸太そり」の二種類のソリがクラフト可能になった。基本ログソリは前作『The Forest』にも登場した丸太運搬用のクラフトアイテム。一度に8本までの丸太を同時に移動できる優れものだ。一方で今作から新登場した丸太そりは、一度に12本までの丸太を移動することができる。一度に多くの丸太を運搬することが可能となるソリの追加は、多くのプレイヤーが待望としていた要素だろう。
また本アップデートから、木の再生オプションが追加された。この設定はプレイヤーが睡眠を取った際に10%の確率で切り株から木が育つようになるといった内容だ。これにより一度切ってしまった木であっても、再度物資の確保が可能になる。時間さえかければプレイヤーが遠出をしなくても、付近で木が再成長してくれる。長期的にひとつの拠点に身を置きたいプレイヤーにとって、ありがたい新設定となっている。なおこの設定はデフォルトでオンになっているようだ。
「Patch 05」では新たに鍋も追加された。鍋は水を汲み、焚き火などに乗せることで料理を開始することが可能となっている。鍋の料理オプションを見てみると、肉をゆでただけのシンプルな「ゆでた肉」、回復薬を混ぜた「伐採者ジュース」、そして人肉のみを使った謎料理「Greg」など、作れる料理の幅はさまざまだ。料理は鍋に素材を投げ入れることで作ることができる。プレイヤー同士で鍋の中に食材を投げ入れ、鍋パーティーを楽しむこともできるだろう。
本作の世界観をさらに自然でダイナミックなものにするような調整も複数確認できる。たとえば食人族たちは、別の集落同士で小競り合いをしたりするようにNPCの行動に変化が加えられている。またワシが死んだ魚を盗むといった、自然な生命体らしい行動変化が確認できる。刻一刻と変化する大自然のなかで、より充実した“リアル”なサバイバル生活を楽しめる細かな調整もされているわけだ。
ほかの追加要素としては装備アイテムのギターで演奏が可能になり、マップ上に新たなランドマークとしてボートが追加され、マップ上に表示されていなかった池や湖などが表示されるようになった。前回同様、不具合修正も実施。溶岩を飲用し、さらに喉の乾きまで癒えてしまう、「溶岩が飲めるバグ」などが修正されている。詳細は公式パッチノート（英語）を確認されたい。
今回のアップデートではゲームへの没入感を深め、さらに丸太運搬などの手間を省いて生活水準の向上を促すような調整・変更がなされたかたちだ。正式リリースに向けて、さらにリアリティが深まっていく本作の今後の展開に注目していきたい。
『Sons Of The Forest』はPC（Steam）向けに早期アクセスにて配信中。ゲーム内は日本語表示にも対応している。
