『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』発売でみんな仕事中にソワソワ。ラセングル社長小野義徳氏は、抽選で社員に配る

任天堂は5月12日、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を発売した。注目作の発売に際してさまざまな反応が見られる中で、とあるゲーム会社社長が本作を社員に抽選でプレゼントしたことを報告した。

任天堂は5月12日、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を発売した。対応プラットフォームはNintendo Switch。“ゼルダ休暇”を取得したとの報告が散見されるなど、注目作の発売に際してさまざまなユーザー反応が見られる。そんな中で、とあるゲーム会社社長が本作を社員に抽選でプレゼントしたことを報告した。

今回社員に『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をプレゼントしたのは、小野義徳氏だ。同氏はかつてカプコンに在籍していたクリエイター。1994年にカプコンに入社し、さまざまな作品を担当。『ストリートファイターIV』含め、同社の格闘ゲーム全体の統括プロデューサーを務め、ブランカのフィギュアと共に国内外のイベントを飛び回ってきた。小野氏は2020年9月に20年以上在籍したカプコンを退職。翌年2021年5月に当時『Fate/Grand Order』を手がけるディライトワークスの代表取締役社長に就任した。その後同社のゲーム事業を会社分割により承継した新会社ラセングルが設立された。その際ラセングルの全株式はアニプレックスが取得するかたちとなり、小野氏はラセングルにおいても引き続き代表取締役社長を務めている。

【UPDATE 2023/5/12 16:18】
小野義徳氏がディライトワークスの代表取締役社長に就任した時期を修正

今回、小野氏は自身のTwitterアカウントにて『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を社員にプレゼントしたことを明かした。同氏によると、今週月曜日の朝礼中に本作のリリースに関する話題に触れたという。その際に同氏は“勢い余って”、社員に向けて「買うからやって」と発言。とはいえ全員分を用意するのは財力的に問題があったため、抽選会というかたちが取られたそうだ。なお、ラセングルの社員数は2023年3月時点で、286人におよぶ。

小野氏のツイートには、5月11日に本作の抽選会がおこなわれた様子を収めた画像が添付。また本作のダウンロード版コードが5つ用意されている画像もあわせて投稿されている。なお同氏は、社員全員ではなく抽選制になってしまった点について「ごめんなさい」と謝っている。

ちなみに小野氏自身も本作を遊ぶ気満々の様子。冗談か本当かは不明ながら、今日からしばらく業務の書類関係の返答が遅くなる可能性があるとも伝えプレイしている。また同氏はこれについても社員に向けて、「ごめんなさい」と綴っている。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』発売に際して、SNS上では本作を遊ぶために休暇を取得したことを伝えるユーザーも多く見られる。過去にも同様の例は見られ、『ポケットモンスター』や『モンスターハンター』など人気シリーズ作品発売時には休みを取ったと報告するユーザーが散見された。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』については6年ぶりの続編ということもあり、数多くのユーザーがいち早く遊びたい想いを抱いていることだろう。

また『クラフトピア』などの開発元として知られる、国内の開発会社ポケットペアの公式Twitterアカウントも本作発売に際しての社員からの反応を報告。社内チャットと見られるコメントを引用し、社員たちがあの手この手で本日会社を休もうとしていたことを伝えている。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の発売は、ユーザーだけでなくゲーム会社などにも影響を与えているようだ。小野氏も社員に抽選でプレゼントしてしまうほど本作に大きな期待を寄せていた様子。単なるオススメだけでなく、社員に注目作に興味をもって触れてほしいという狙いもありそうだ。“ゼルダ休暇”は取れなかった様子ながら、同氏自身もすでにプレイを始めているかもしれない。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに発売中だ。



※ The English version of this article is available here

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

記事本文: 2612