サッカー少年の街探索ゲーム『Despelote』発表。ワールドカップを翌年に、ボールと、みんなと過ごした、甘くほろ苦い幼少期
パブリッシャーのPanicは5月12日、『Despelote』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPlayStation 5/Xbox Series X|Sで、2024年リリース予定だ。
『Despelote』は、2001年の南米エクアドルの首都・キトを舞台とする一人称視点アドベンチャーゲームだ。主人公となるのは、キトの街に住む8歳のサッカー少年Julián。彼はボールを友達として、街をドリブルやキックで駆け巡る。キトの街にはさまざまな人々が息づいており、ボールを蹴り渡してみれば、それぞれの反応を返してくれることだろう。
本作では、キトの街が密度高く再現。さまざまな楽しみやアクティビティのほか、イタズラスポットなども存在しているとのこと。また、サッカーボールは物理演算ベースの挙動となっており、蹴って回るだけでも楽しめそうだ。そのほか、キャラクターたちとの交流や特徴的なアートスタイルも本作の魅力だろう。ボールを通じて、人々と繋がり合うような体験が期待できそうだ。
本作を開発するのは、本作の舞台と同じくキト出身の開発者Julián Cordero氏、およびキトを拠点に活動するアニメーター/ミュージシャンのSebastián Valbuena氏だ。主人公と開発者が名前を同じくしている通り、本作はJulián氏の幼少期の体験をベースとして、キトの街の雰囲気を如実に描き出す作品となるとのこと。実際にエクアドル各地で収録された写真や音が作品にも盛り込まれているそうだ。また、Julián氏の半自伝的作品として「甘くもほろ苦く、時に夢想めいた物語」が描かれていくという。
そして、本作の舞台となる2001年は、2002年日韓ワールドカップの前年である。同大会は、サッカーエクアドル代表が10大会連続にわたる予選敗退を経て本大会初出場を果たした、エクアドルサッカーファンにとって忘れられない節目でもある。本作では、エクアドル代表がワールドカップ出場に歩を進めるにつれて変化していく街の雰囲気も表現されるとのこと。
『Despelote』は2024年に、PC(Steam/Epic Gamesストア)およびPlayStation 5/Xbox Series X|S向けにリリース予定だ。