任天堂が『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』DL版のファイルサイズについて注意喚起。大きいのでスペース確保がおすすめ
任天堂は5月8日、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』ダウンロード版の必要空き容量について告知した。本作は前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を凌ぐ容量となり、さまざまなタイトルと比較しても必要容量が大きめ。それゆえの、やや珍しい注意喚起と見られる。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は5月12日に発売が予定されている『ゼルダの伝説』シリーズ最新作だ。本作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の舞台は、大地と大空が広がった世界。スクラビルドやウルトラハンドといった新たな力を手にしたリンクがハイラルの異変に立ち向かう。本作では上空に浮かぶ「空島」なども登場し、広大な世界がさらに上下に展開している点も魅力だろう。
そんな本作のダウンロード必要空き容量について、任天堂サポート公式Twitterアカウントより告知があった。同作をNintendo Switchにダウンロードするためには、16.3GBの空き容量が必要なのだという。また、同ツイートでは空き容量の増やし方についての案内や、市販microSDカード購入時の注意点なども伝えられている。ユーザーたちに、とにかく空き容量をしっかりと確保して待っていてほしい意図がうかがえる。
こうした注意喚起ツイートがなされたのは、16.3GBがかなりボリューミーな数字だからだろう。まず、本作のデータサイズはもともと18GBとなる可能性があり、それから最適化されたかたちのようだ(関連記事)。予約開始時点と発売直前でファイルサイズが変わる現象自体は、特に珍しいわけではない。
とはいえ、16.3GBでも十分大物になる。前作の必要容量は14.4GBであり、冒険が上空にも広く展開するためもあってか約2GBの増加。また、『ゼノブレイド3』の14GB、『ファイアーエムブレム エンゲージ』の13.8GB、『ベヨネッタ3』の14.5GBといった必要容量と比べても、16.3GBはストレージの準備・確認が必要となりそうなボリュームだろう。なお、昨年の『ゼノブレイド3』リリースの際にも、今回のように必要空き容量を伝えるツイートが投稿されていた。
また、16GBはゲームカード容量の面で、ひとつの境目とされる。16GBを超えると製造コストが上がるとされ、16GB以内でのゲーム実装は重要目標となる。結果としてダウンロードサイズは16GB以下にはならなかったものの、最後まで最適化がなされたのだろう。ただし、本作の更新データを除いたベースゲームのサイズについては、15.9GBとして16GB以下におさまっているとの報告もある。ギリギリで16GBにおさめる努力がパッケージ版で実を結んでいる可能性もあるだろう。
【UPDATE 2023/5/8 17:38】
読者指摘にもとづき、カード容量について補足
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに5月12日発売予定。ダウンロード版を予約購入したユーザーは、16.3GBの空き容量を確保できているか、今一度確認するとよいだろう。
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