PC版『バイオハザード RE:4』のとあるボス、さっそく”きかんしゃトーマス化”される。もはや恒例、今度は水中だ
カプコンは3月24日、『バイオハザード RE:4』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S。本作PC版では“さっそく”「きかんしゃトーマス」を登場させるModがユーザーによって制作されている。
『バイオハザード RE:4』は、2005年に発売されたサバイバルホラーゲーム『バイオハザード4』を原作としたリメイク作品だ。舞台となるのは、ラクーンシティ事件から6年後の世界。事件を生き延び大統領直属のエージェントとなったレオン・S・ケネディは、誘拐された大統領令嬢アシュリー・グラハムの救出任務のため、ヨーロッパの閑村に潜入。そこでレオンは正気を失った村人たちや、想像を絶する怪物たちと対峙することになる。
そんな本作PC版に向けて現地時間3月25日、ユーザー制作Mod「El Thomas」が配信された。手がけたのはMod制作者のCrazy Potato氏で、Nexus Modsにて公開されている。同Modでは、巨大ボスの湖の主こと「デルラゴ(Del Lago)」が、「エル・トーマス(El Thomas)」として改変。悪夢のような姿を見せている。導入時のプレイの様子が下記のMod制作者動画にて確認可能だ。
デルラゴといえば、オオサンショウウオがベースとなった巨体の怪物だ。湖のエリアにて登場し、ボートごと丸呑みしそうな圧倒的スケールでユーザーに恐怖を叩き込む序盤の山場である。「El Thomas」では、このデルラゴが「トーマス」と融合。ぬらりとした体にメタリックな顔面と車輪が乱暴に足され、いびつな怖さを醸し出している。また、大きな変化としては「目線」がわかるようになった点があるだろう。上述の動画2分頃からは、エル・トーマスがボートめがけて大口をあけて迫りくる様子が見れる。明後日の方向を見つめながら迫ってくる様子は、本家デルラゴとはまた違う恐怖を演出している。
なお、Crazy Potato氏による『バイオハザード』シリーズボスへのトーマス化行為は、これが初めてではない。同氏は『バイオハザード ヴィレッジ』では、ドミトレスク夫人を「顔だけ」トーマス化。『バイオハザード RE:3』では制作協力というかたちで、ネメシスのトーマス化Modに携わっている(関連記事1、関連記事2)。ほかにも近年の同シリーズ作品PC版に向けて、リスキンを中心に多くのModを投稿している。
そして、PC向けゲームのユーザー制作Modにおいて、なぜか「きかんしゃトーマス」が勝手に登場させられるのは一種の恒例となっている。最近では『エルデンリング』や『ホグワーツ・レガシー』といった作品向けにトーマス化Modが制作されており、竜や飛行用の箒を勝手に差し替え。ユーザーを困惑させたり、世界観に多大なインパクトを与えたりする内容となっている(関連記事1、関連記事2)。『バイオハザード RE:4』でのModによるトーマス化行為も、時間の問題といえる状況ではあったわけだ。
なお、Nexus Modsでは、ほかにもPC版『バイオハザード RE:4』向けModが続々登場している。奇抜なものとしてはリスキン系が多く、レオンをなぜかへそ出しルックにしたり、上半身裸にしたりするModが登場。なお、レオン裸化Modは本作体験版「Chainsaw Demo」の時点で存在していた。発売前から脱がされていたわけだ。ほかにも、ModマネージャーやMod制作を助けるツール類などもさっそく登場。Mod制作者たちからの人気をうかがわせており、本作のMod制作も今後本格化していくことだろう。
『バイオハザード RE:4』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。ユーザー制作Mod「El Thomas」は、Nexus Modsにて配信中だ。
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