スクウェア・エニックス、正社員基本給を平均10%引き上げへ。大卒初任給はぐぐっと平均27%アップ
スクウェア・エニックスは3月16日、正社員の基本給を引き上げると発表した。今年4月1日より、正社員基本給のベースアップを含めた賃上げが実施される見込み。
スクウェア・エニックスは3月16日、正社員の基本給を引き上げると発表した。今年4月1日より、正社員基本給のベースアップを含めた賃上げが実施される見込み。
今回の発表によれば、基本給引き上げの対象となるのは、株式会社スクウェア・エニックスおよび株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの社員。正社員基本給については、ベースアップ含め平均10%の昇給となるという。また、新規学卒者初任給については、四年制大学卒入社者で平均27%引き上げの28.8万円となる例が挙げられている。
基本給引き上げの理由について同社は、持続的成長のために社員らが安心して創造力を発揮できる環境構築に取り組んできたとコメント。そうした施策のひとつとして、物価高騰などの影響下での社員の安定や、新たな優秀人材獲得へのアプローチも企図した基本給引き上げだとしている。引き上げは4月1日より適用される予定。
なお、昨年よりさまざまなゲーム会社が、社員の労働環境向上の一環や人材確保のために基本給の引き上げをはかっている。カプコン・バンダイナムコエンターテインメント・コーエーテクモグループが正社員基本給の引き上げを実施。今年に入ってからは、セガが従業員基本給を引き上げたことが記憶に新しい(関連記事)。こうした賃上げの流れは、物価高騰気配の中での社員の待遇向上のほか、人材獲得のために高まる業界水準に足並みを揃える意図とも考えられるだろう。
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