サバイバルホラー『Sons Of The Forest』最新パッチで“腕や脚を食べちゃう”ホットキー仕様が修正。うっかり人食い防止


デベロッパーのEndnight Gamesは3月2日、『Sons Of The Forest』向けにホットフィックスを配信した。昨日3月1日に本作に実装されたホットキー(ショートカットキー)設定機能に関する不具合修正が実施。ホットキーに設定した“腕”と“脚”を意図せず食べてしまう仕様も変更されている。

『Sons Of The Forest』は食人族との戦いを描くオープンワールド・サバイバルホラーゲーム。2014年に早期アクセス配信され、2018年に正式リリースされた『The Forest』の続編にあたる作品だ。そんな『Sons Of The Forest』はSteam最大同時接続プレイヤー数35万人を突破(SteamDB)。開発元が24時間たらずの間に本作の売上が200万本を突破したと報告するなど、大人気となっている(関連記事)。

本作の主人公は特殊部隊の一員として、行方不明になった富豪を捜索するため、孤島に訪れる。しかし、その島は食人族がはびこる恐怖の島であった。主人公はヘリの墜落というかたちで島に放り出され、食人族を相手にしながら、クラフトなどを駆使して壮絶なサバイバルを繰り広げることとなる。今作からの要素としては、多彩な新武器のほか、プレイヤーを助けるNPCなどが追加されている。

昨日3月1日、本作に向けたHotfix 2が配信された。キーボード/マウス用にホットキー(ショートカットキー)設定機能が実装。数字キー0~9に各種アイテムを割り当て、手早く使用することが可能となった。しかしながら同システムにより、いくつか不具合も発生。本日Hotfix 3が配信され、ホットキーに関する複数の不具合が修正されている。


Hotfix 3では、“腕”や“脚”をホットキーに設定した際に、ホットキー使用時に食べてしまう不具合も修正。本作では千切れた敵の腕や脚をアイテムとして所持可能。肉として食べるほかにも、こん棒のように武器として使用できる仕組みだ。Hotfix 2で登場した時点のホットキーでは、腕や脚が食料として設定されてしまっていたわけだ。人肉を取り出した瞬間、プレイヤーの意思を無視でかぶりつく、食いしん坊主人公になっていたのだ。

ちなみに前作『The Forest』においては、敵の肉を食らうと「正常な状態(Sanity)」が悪化する、いわゆる正気度システムが採用されていた。一方で今作『Sons Of The Forest』では同様のシステムは現状見られない。ゲームシステム上のデメリットはないものの、敵の肉を意図せず食べてしまう点はユーザーによってはロールプレイ上気になるところだったかもしれない。またいずれにせよ、武器として利用する意図で設定していた場合、切迫した場面で瞬時に武器を出せず呑気に食べてしまう仕様は問題だろう。そうした問題への迅速な対処がおこなわれたかたちだ。


なおHotfix 3ではフラスコを使用した際に、フラスコが取り除かれる問題など、そのほかの不具合修正も実施された。詳細はこちらのパッチノートを確認されたい(英文)。

早期アクセス配信開始直後から絶大な人気を誇っている『Sons Of The Forest』。さっそくホットキー設定機能も登場し、同機能に関する不具合も迅速に修正。さらに遊びやすくなったことだろう。なお本作の早期アクセス配信期間としては6か月~8か月が予定されている。期間は変更の可能性もあるといい、開発元が可能な限り最高の状態に仕上げられたと確信したバージョンにて、正式リリースとなるそうだ。なお正式リリース時に価格を引き上げる予定はないとのことだ。

『Sons Of The Forest』はPC(Steam)向けに早期アクセスにて配信中。