『ホグワーツ・レガシー』開発元、多発する「床抜け落下バグ」への対策検討中と明かし、脱出策を紹介。“世界の裏側”への落ち方もさまざま
「ハリー・ポッター」を題材としたオープンワールドアクションRPG『ホグワーツ・レガシー』にて「床抜け落下バグ」に遭遇したという報告が、多数のユーザーから寄せられている。これを受けて開発元のコミュニティーマネージャーは、現在開発チームで対策が検討されている旨や回避策を伝えている。
『ホグワーツ・レガシー』は人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。プレイヤーは5年生として、ホグワーツ魔法魔術学校に入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。本作はオープンワールドゲームとなっており、学校および学校周辺のエリアを冒険したり、誰かのお願いを解決したり。魔法学校の生徒として、「ハリー・ポッター」の世界で新しい発見をしていくのだ。
本作に向けては2月15日、発売後初のアップデートが配信された(関連記事)。特定のクエストが発生しない不具合やクラッシュする問題などへの対応から、パフォーマンスの向上まで幅広く修正が実施。一方で「床抜け落下バグ」については、アップデート後も依然として発生していることが複数のユーザーから報告されている。
床抜け落下バグでは、キャラが地面をすり抜けてワールドの“裏側”に落下。ワールドの裏側でキャラが辿る運命はさまざま。そのまま水場に落下して事なきを得る場合や、地面にぶつかって落下死となる場合。さらにはとめどなく落下し続けるケースや、空中で荒ぶった動きを見せ続けるケースも報告されている。床抜けの発生条件も多岐にわたり、ワールドのロードを要する扉を出た後のほか、いかがわしい挙動を可能にするよからぬ企みを真似して猫を撫でた後に奈落に突き落とされたユーザーも見られる。中でも数多く報告されているのは大広間の外にある、建物沿いの通路だ。公式フォーラム上でも、多数のユーザーからこの通路での床抜け落下バグ報告が寄せられている。
床抜けバグ報告に対して、開発元Avalanche SoftwareのコミュニティーマネージャーChandler Wood氏が反応。開発チームではこうした問題が認識されており、対策も検討されているとのこと。また同氏は床抜けバグに遭遇した際の回避策も提示している。ひとつは、一度ゲームを終了し、もっとも古いオートセーブからゲームを再開すること。あるいはワールドの裏側を移動して、ファストトラベル可能な地点を探すことで脱出できる場合もあるという。特にホグワーツ城から東の水辺まで範囲のエリアの一部では、ファストトラベルによって脱出できるそうだ。
なおバグによって際限なく落下し続ける状態に陥った場合は、メニューを開けなくなる。そうした場合においては、箒に乗ることで落下状態を止められることがユーザーにより確認されている。床抜け落下バグに遭遇した場合は、こちらもあわせて試してみるといいだろう。
数多くのユーザーから報告されている床抜け落下バグ。対策がなされるまで、しばらくは床抜けの不安に悩まされる学園生活が続くかもしれない。特に床抜けバグが数多く報告されている大広間外の通路を通る際には注意した方がいいだろう。
『ホグワーツ・レガシー』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/ PS5/ Xbox Series X|S向けに発売中。PS4/Xbox One向けには4月4日発売予定、Nintendo Switch向けには7月25日発売予定だ。