デベロッパーのdollopopは1月28日、『In The Weeds』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、発売時期は未定。
『In The Weeds』は、「歩くお花」を主人公としたアクション・アドベンチャーだ。本作の舞台となる森には、危険な地形や不快な害虫などがはびこっている。プレイヤーは歩くお花となり、そんな土地に種を植え、草花を育てて緑化していくのだ。やがてはやつれた森の大地を蘇らせるのが、歩くお花の使命となる。使命への旅路のなかではユニークなキャラクターたちとの出会いが待っているそうだ。
ゲームプレイとしては、本作は3Dの三人称視点アドベンチャーとして進行。あえて解像度が低めにされているようで、黎明期の3D採用ゲームやピクセルアート風のグラフィックスタイルも特徴となる。歩くお花が自由に行動できるのは、地面に草が茂ったエリアとなるようだ。そのため、植物を栽培しての緑化が重要となる。穴を掘り、種を植え、水をやれば花が開花。その周辺も巻き込んで地面が緑化され、行動範囲が広がるそうだ。緑化されていない土地の上では、お花の行動になんらかのペナルティがかかるのだろう。プレイを通じて、自然のさまざまな要素の関わり合いを学んだり、自らの手でエコシステムを構築するような体験も盛り込まれているそうだ。
また、本作には時間経過の要素もあるという。お花のエネルギーが尽きる前に、ゲーム内での一日でのタスクの消化を目指すような過ごし方ができるようだ。夜になると、エネルギーが回復するとともに、頭に咲いたお花も再成長するそうだ。ゆるくのほほんと描写された世界でありながら、謎や秘密が隠されているといい、エネルギーを大切にしつつ世界を探索していくのだろう。エコシステムをまた、ゲーム映像では主人公が自転車を乗り回す様子も。自分もお花でありながらお花を育てる振る舞いといい、だいぶ伸び伸びとした性格のお花である。
『In The Weeds』を手がけるのは、デベロッパーのdollopopだ。イギリス・ロンドンを拠点としているという。過去にはSteam向けに『Totally Ratical Adventures』を開発・リリースしている。こちらはプレイヤー人口にはあまり恵まれなかったと見受けられるものの、特徴的なゆるいアートスタイルは本作にも共通だ。なお、『In The Weeds』は少なくとも昨年半ばより開発されていたようだ。このたび満を持してタイトルが決定し、Steamストアページも公開して正式お披露目となった。
『In The Weeds』は、PC(Steam)向けに配信予定だ。