『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を1日に50回クリアした人物現る。勢い余ってクリア2回おかわり

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を24時間以内に50回クリアしたプレイヤーが現れた。当初は48回クリアを目標にプレイしていたものの、勢い余って50回クリアしている。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を24時間以内に50回クリアしたプレイヤーが現れた。当初は48回クリアを目標にプレイしていたものの、勢い余って50回クリアしている。

Image Credit: Player5 on Twitch


今回『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にて過酷すぎるチャレンジを達成したのは、スピードラン(RTA)走者のPlayer5氏だ。同氏は配信サイトTwitch上で、現地時間1月14日の午後2時から約23時間にわたって本作をプレイ。ただプレイするだけでなくスピードランをし続けるという挑戦であった。同氏の掲げた目標は、24時間以内に48回のゲームクリアを目指すというもの。1回のクリアあたり30分しかかけられない計算になる。スピードランのカテゴリーとしては「Any%(達成度問わず)」のルールに則った、高速クリアを繰り返すチャレンジだ。

配信開始後、てきぱきと第1回目のチャレンジを始めるPlayer5氏。目覚めたばかりのリンクはさっそく奇行に走る。壁のすき間で望遠鏡を使い、バグを利用して壁抜けしたのだ。回生の祠の“床下”に潜り込み、口笛ダッシュを挟んでうまくスタミナを維持しながら外の壁をよじ登って脱出。見事オープニング演出を回避している。

その後もPlayer5氏は多岐にわたるバグを使い分け、摩訶不思議な挙動で冒険を進めていく。弓スライドと呼ばれるバグで空中浮遊したり、遺跡に床下から侵入したり。空中での弓照準時のスローモーション、いわゆるバレットタイム中の自爆で大きく吹っ飛ぶ、Windbombなどと呼ばれるグリッチも頻繁に使われている。人間離れした動きで世界を飛び回り、あっという間にハイラル城本丸に到達。ガノンとの戦闘を手際よく終え、わずか25分足らずでハイラルを救ってしまった。

その後もPlayer5氏は1周24~27分といったペースで、挙動不審なリンクとして繰り返しハイラルを救い続ける。チャレンジ開始から21時間40分ほどで、目標であった48回クリアを達成。そこからさらに2回の挑戦を重ね、キリのいい合計50回のクリアを経て配信開始後22時間34分にてチャレンジ終了となった。その気になればもう2回クリアを重ねられそうなタイムである。

Image Credit: Player5 on Twitch


結果として、24時間以内に50回も『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をクリアしたPlayer5氏。人間離れした挑戦を成し遂げた同氏は、実は本作の「Any%(達成度問わず)」含む複数カテゴリーにて、本稿執筆時点で世界記録を有する人物だ(Speedrun.com)。BtB(Bullet time Bounce)と呼ばれるグリッチが発見されて以来、本作ではAny%カテゴリーでは30分切りのレコードが続々と更新されてきた(関連記事)。直近でも猛者たちがしのぎを削っており、Player5氏もその一人というわけだ。

なおPlayer5氏はAny%カテゴリーのほかにもさまざまな本作スピードランに挑戦している。ノーダメージスピードランや、amiiboによるアイテム補給などを用いないNo amiiboスピードラン。犬が「ここほれワンワン」をしてくれる宝箱全16個を確保するタイムを競う、「All Dog Treasures」カテゴリーのスピードランでも、現時点で世界記録を有している(関連記事)。今回、結果として勢い余った「24時間48回クリアチャレンジ」も、果てなく続く同氏のチャレンジの一環なのだろう。今後Player5氏が本作で成し遂げるかもしれない新たな挑戦に期待しつつ、次回作での同氏の活躍も楽しみにしておこう。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』はNintendo Switch向けに発売中。次回作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに、2023年5月12日発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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