エヌシージャパンは1月18日、同社が運営するMMORPG『ブレイドアンドソウル』にて北方大陸アップデートを配信開始した。今回のアップデートで追加されるのは、新フィールドの「北方大陸」。ストーリー新章のエピッククエスト12幕。そして新たな古代ダンジョンの「黒龍教降臨殿」だ。
新フィールドの北方大陸は、ゴン族の起源であるポーラ国がかつて存在していた大陸だ。火山の噴火によって生じた地形で、それぞれ異なる気候と特徴をもつ複数の島から形成されている。天恵の鉱物が大量に埋蔵されているのも特徴だ。長きにわたりナル国の従属国だった経緯から、弱肉強食の思想が深く根付いており、力を得る手段のひとつである精錬や鍛冶といった技術が発達している。最近、前例のない巨大な火山噴火が起きたことで、大陸内では険悪な雰囲気が立ち込めている。
北方大陸中央地域には、中部商業地区と呼ばれるエリアが存在。かつてのポーラ国の首都であり、現在では北方交易の中心地となっている。莫大な税金や北方全域の物資が流入する都市であるため、ゴン族が多く暮らすほかの地域とは異なり、多様な種族に会うことができる。華やかな反面、奴隷売買をはじめとする、さまざまな違法取引が盛んな臨時市場が開かれている場所でもある。
また、北方大陸東部地域には碑木村と呼ばれる、貧民村が多数存在する農耕地がある。ポーラ国から独立し、絶対王政を追求するようになってからは、中央政権から排除された下級階層の人々は大陸の外れに追いやられてしまった。放置された村では生活は不安定で、住民たちの暮らしは荒れ果ててしまっている。果たして主人公は、どのような経緯でこれらの場所へ訪れることになるのだろうか。
今回のアップデートでは、新規コンテンツ「探検日誌」が実装される。アイテム収集、図画収集、モンスター討伐、クエスト達成、秘境発見といった項目を達成することで、キャラクターの能力値を強化できるというものだ。新フィールドを冒険しながら、キャラクターの育成もおこなえるお得なコンテンツとなっている。
ほかには「懸賞金」と呼ばれるコンテンツも存在。毎週指定される曰くつきのダンジョンモンスターやフィールドモンスターを討伐することで、討伐報酬の鋳貨をもらうことができる。手に入れた鋳貨は、探検日誌で用いる収集アイテムや、キャラクターの能力値を強化できるシステム「ポーラ国の石版」に使用する、新たな刻印書などと交換できる。
新ストーリーとなるエピッククエスト12幕では、新たな戦いの物語が描かれる。主人公は自らが世界を滅ぼす魔皇の器になれることを知り、それに対抗する「伝説の武器」を探す旅を始めることになる。そして新大陸に訪れた主人公は、弱肉強食の世界で新たな縁を紡いでいくことになる。
お披露目されているおもなキャラクターは、北方大陸を支配する逆天会の上級幹部、イソ・デューガン。逆天会に対抗する幻影団の副団長、シタン・モッカ。貧民を仕入れて高位層に売り渡す奴隷商人、サン・ハスリといった人物たちだ。また、幻影団に情報を提供して逆天会の財物を集める、共生関係にあたる幻影団の情報員の少女も登場。彼らと出会い、関係を築きながら物語を進めていくことになるようだ。
新古代ダンジョン「黒龍教降臨殿」は、封魔録が採用された8番目の古代ダンジョン。海底に沈む降臨殿が舞台で、水中につくられた黒龍教の根城となっている。ダンジョン内部には黒龍教の信徒と、改造されたモンスターが多数登場。3つ目の封魔シーズン最後の物語として、魔皇を復活させようと目論む黒龍教との死闘が繰り広げられることになる。
最深部には黒龍教魔君主、サーオンが待ち受けている。左腕の形態を変化させ、さまざまな攻撃を放ってくる。また、サーオンは「魔気」の使い手であり、戦闘中にプレイヤーは魔気の宿主として蝕まれていく。プレイヤーは敵が繰り出す多彩な攻撃に対応しながら、同時に宿主を探す魔気に侵されないよう、迅速なプレイを求められることになる。
黒龍教降臨殿では、新規装身具として「天木腰巻き」と「天木腕輪」が獲得できる。難易度が20段階にわかれており、上位の段階になるにつれモンスターは強化されていく。そのぶん獲得できるアイテムの種類が増え、獲得確率も向上する。1段階目はゲームを始めたばかりのプレイヤーでも挑戦できる難易度となっており、気軽にコンテンツを楽しむことができるようになっている。
また、アップデートにあわせて、ブレラッキーイベントも同時に開催。web上のスロットゲームで、さまざまなゲーム内アイテムと交換できる「龍玉」を大量に獲得できるチャンスとなっている。アップデートとあわせて遊ぶことで、冒険に必要なアイテムをより充実させることができる。
『ブレイドアンドソウル』はPC向けに基本プレイ無料で配信中。北方大陸アップデートは、1月18日より配信中だ。
