『VALORANT』元ディレクターが『Destiny 2』のBungieに入社したと報告。新たなライブサービスゲームへの布陣か
元Riot Games のJoseph Ziegler氏は12月19日、Bungieに入社したことを発表した。同氏は『VALORANT』のゲームディレクターなどを務めていた人物だ。
Ziegler氏はRiot Gamesにて12年間在籍していた人物。『VALORANT』に約8年間にわたって携わり、ゲームディレクターなどを担当してきた。なお同氏は昨年2021年12月に『VALORANT』のゲームディレクターを退任し、同社には籍を置きつつも後任をAndy Ho氏が引き継いでいる。そしてZiegler氏は今年12月8日、Riot Gamesから退社することを発表。Riot Gamesおよびファンたちへの感謝を綴っていた。
そして続く12月19日のツイートでZiegler氏は、新天地がBungieであることを明かした。Bungieは、現在『Destiny 2』を開発・運営しているアメリカのデベロッパーだ。1991年に設立後、『Marathon』シリーズや『Oni』などの人気作をリリース。そして、マイクロソフトのXboxを代表するFPSシリーズとなる『Halo: Combat Evolved』を手がけ、同時期に同社の傘下に入る。その後『Halo: Reach』まで同シリーズに携わるが、この間にはふたたび独立。2014年には新規IPである『Destiny』を世に送り出した。
Bungieは今年7月にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)による買収が完了し、PlayStation Studiosの一員となった(関連記事)。BungieのSIE傘下での役割としては、『Destiny』シリーズでの知見を活かしたライブサービスゲームへの取り組みなどがあるようだ。
現時点ではBungieの手がける新作について、情報はほとんど明かされていない。一方で『VALORANT』の主要スタッフであったZiegler氏を迎えた点からは、協力や高い戦略性が特徴的なゲームとなる可能性もうかがえる。同氏の新天地での活躍、そしてSIE傘下にてBungieが打ち出す初の新作タイトルの登場を楽しみにしておこう。