Steam基本プレイ無料PvPホラー『Project: Playtime』早期アクセス配信好調スタート。不気味なおもちゃ工場で恐怖の追いかけっこ

MOB Gamesは12月13日、『Project: Playtime』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、基本プレイ無料にて提供されている。

MOB Gamesは12月13日、『Project: Playtime』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、基本プレイ無料にて提供されている。


『Project: Playtime』は一人称視点の非対称型PvPゲームだ。舞台となるのは架空のメーカーPlaytime社のおもちゃ工場。プレイヤーは6人のサバイバーと1人のモンスターに分かれ、それぞれの目的を果たすべく戦う。サバイバー側は工場内に散らばったおもちゃの部品の収集が目的となる。対するモンスター側の目的は、サバイバーのせん滅だ。

サバイバーたちはGrabPackと呼ばれる伸縮自在のアームを装備。おもちゃの部品は、工場内でパズルを解くことで入手できる。パズルは1人で攻略可能なものから協力が必要なものまでさまざま。GrabPackの伸びる腕を駆使してパズルを攻略するのだ。またサバイバーはパーク(Perks)をセットすることで強化も可能。パークはゲームプレイによって入手可能なToy Ticketsにてアップグレードできる。

対するモンスターはHuggy Wuggy、Mommy Long Legs、Boxy Booの3種類が存在。いずれにもユニークな能力が備わっており、サバイバーを追い詰めるのに役立つだろう。それぞれのモンスターは特徴的な見た目。部分的におもちゃのような可愛らしさを残しつつ、全体としてはおぞましい様相だ。サバイバーに視覚的な恐怖も与えられるだろう。



そんな本作は早期アクセス配信開始後、瞬く間に2万人を超える同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。直近でも1万人ほどを維持しており、かなり好調なスタートを切っているといえる。

本作を手がけるのはMOB Games。過去には『Poppy Playtime』を手がけたスタジオだ。同作はPlaytime社の製造工場跡を舞台にするシングルプレイのホラーパズルゲーム。Steamユーザーレビューにて4万5000件以上のレビューを集め、うち77%が好評とする「やや好評」のステータスを獲得している。同作はSteamにて2022年5月に、Chapter 1が無料配信となり、Chapter 2が1010円にて発売された(関連記事)。無料化や値段については一部ユーザーとのすれ違いも見られた一方で、プレイヤー数は急増を見せていた。

本作『Project: Playtime』は、一定の人気や評価を集めた『Poppy Playtime』と世界観を共通しているわけだ。GrabPackによる特徴的なゲームプレイも健在。基本プレイ無料ということもあり、前作ファン含めた幅広いプレイヤーがプレイしていることが好調なスタートの一因だろう。

一方で、ユーザー評価については割れている。Steamユーザーレビューでは2200件中好評が60%の「賛否両論」ステータス。最適化不足についての指摘が散見されるほか、ゲームプレイや課金システムに影響を及ぼすバグについても指摘されている。ゲームプレイについてはおおむね好評なだけに、こうした不評点にどのように改善を施していくかが重要になりそうだ。


なお本作の早期アクセス配信は2023年前半までの予定とされており、短めの期間となる見込み。正式版では新マップなどの新要素追加のほか、パフォーマンスや遊びやすさの向上も掲げられている。なお本作は、正式リリース後も基本プレイ無料にて提供される予定とのことだ。

『Project: Playtime』はPC(Steam)向けに基本プレイ無料にて早期アクセス配信中。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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