『アーマード・コア6』ストーリーや一部開発陣など判明。『SEKIRO』に携わった山村勝氏がディレクターに

フロム・ソフトウェアは12月9日、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』を発表した。Steamの英語ストアページでは本作の内容がやや詳細に明かされている。

フロム・ソフトウェアは12月9日、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』(以下、ARMORED CORE VI)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、2023年発売予定だ。Steamの英語ストアページでは本作の内容がやや詳細に明かされている。


『ARMORED CORE VI』は、メカアクションゲーム『アーマード・コア』シリーズ最新作。同シリーズでプレイヤーは、自分だけのオリジナルメカを自由に組み立て(アセンブル)。メカを立体的に操り、SF世界観にて戦いを繰り広げるゲームプレイが楽しめた。本作では三次元的な機動性を備えたメカを操縦し、ハイペースなミッションを攻略していくとのこと。射撃と近接戦闘を駆使したダイナミックな動きで、難局に挑み敵を圧倒するなど、メカだからこそ実現できる多彩なアクションを楽しめるという。

Steamの英語ストアページではストーリーについても概要が明かされている。本作の世界では、辺境の惑星ルビコン3で謎の新物質が発見。この物質はエネルギー源として、人類の技術や通信能力を飛躍的に向上させると期待されていた。しかし、この物質は大災害の引き金となった。惑星と周囲の星が炎と嵐で飲み込まれ、Burning Star System(燃える星系)が形成される大災害が巻き起こったという。

しかしほぼ半世紀後、大災害によって汚染・封鎖されたルビコン3で、ふたたび上述の新物質の存在が浮上し、事態は一変する。地球外企業とレジスタンスグループが物質の管理をめぐって争いを始めたのだ。プレイヤーは独立した傭兵としてルビコン3に潜入し、企業やほかの派閥との争いに巻き込まれていく。

なお一連のストーリーは、トレイラーとも関連しているのだろう。冒頭では宇宙規模の大災害の様子も確認できる。改めて視聴することで印象が変わるかもしれない。


同ページでは本作に携わる主要なスタッフも紹介されている。まずイニシャル(初期)ゲームディレクターとしては宮崎英高氏が参加。昨日The Game Awardsのゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した『エルデンリング』をはじめ、近年のフロム・ソフトウェア作品にて数多くのタイトルでディレクターなどを務めてきた人物だ。同氏は『アーマード・コア4』や『アーマード・コア フォーアンサー』にも、ディレクターとして参加している(『アーマード・コア4』では開発途中より)。シリーズの開発経験をもつ同氏が、本作の初期開発に携わった形だろう。

そして宮崎氏が築いた基礎を引き継ぐかたちで、ディレクターとして山村勝氏が参加していることが明かされている。同氏は『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、SEKIRO)にてリードゲームデザイナーを務めた人物。同氏は以前、海外メディアGame Informerに対し『SEKIRO』の戦闘システムを解説していたこともある。同作のゲームメカニクスに広く深く携わったひとりだろう。


もちろんゲームを開発するのは個人ではなくチームとなるものの、『ARMORED CORE VI』では過去の同スタジオ人気・高評価タイトルや、シリーズ過去作に携わった開発者がチームを率いているわけだ。約9年間待望されてきたシリーズ最新作への期待が高まる。

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに、2023年発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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