『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて「進化に無関係ポケモン紛れ込みバグ」が報告される。だれだキミは
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて、進化シーンでポケモンが“分身”する奇妙なバグが報告されている。なお本稿には本作のネタバレを含むため、閲覧の際には留意されたい。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、さまざまな新要素が登場。メインストーリーは3つの軸で描かれ、そのうちのひとつであるレジェンドルートでは、カルデア地方に点在する強大なヌシポケモンとバトル。メインキャラのひとりであるペパーと共に、伝説のスパイスを集めていく。
新要素がある一方で、各種の伝統的なシステムも健在。ポケモンの「進化」システムももちろん健在だ。レベルアップをはじめ、さまざまな条件でポケモンは進化する。見た目が変化するだけでなく、特性やステータスも変化。愛情をかけて育てたポケモンが、強力に成長してプレイヤーの頑張りに応えてくれるシステムとなるわけだ。
そんな本作において、進化にまつわる奇妙な不具合が報告されつつある。ゲーム実況者けそポテト氏は、「衝撃だったニャオハの進化シーン」としてTwitterに動画を投稿。ユーザーの注目を集めている。なお本動画は、同氏の11月18日の生配信中に起きた一幕だ。
上の動画ではニャオハが大きく画面に映し出され、いよいよ進化……と思いきやすぐさまカメラは左に移動し、画面は別のニャオハにフォーカスされる。けそポテト氏もすぐさま異変に気づき、ニャオハが2体いる点を指摘。しかしプレイヤーの混乱をよそ目に、進化は続く。「……おや!?ニャオハの様子が……!」とお馴染みのメッセージも表示され、左のニャオハはニャローテに進化した。
進化後に立つか否かでユーザーの話題を呼んだニャオハが立ち上がる、ニャローテへの進化シーン。そんなニャローテよりも気になるのは、右側でのほほんとした表情で居座るニャオハだ。けそポテト氏も「隣にいる子は誰!?」と困惑。大事なシーンに乱入したニャオハの正体は分からぬまま、進化シーンは幕を閉じる。
なおこうした進化シーンにおける怪現象は、ほかのユーザーからも報告されている。いずれも無関係な同種ポケモンが映されたのち、進化の主役にカメラが移行。いかにも進化しそうでしない正体不明の部外者の乱入が、ユーザーに困惑と笑いをもたらしている。
なお報告された事例はいずれも、ヌシポケモンとの戦闘後に進化した場合に起きている。ヌシポケモンを倒した際には、戦っていたポケモンがこちら向いて歓喜する演出が存在。そうした演出の都合によるキャラモデルの複製など、イベントの特殊な仕様が原因となっている可能性はあるだろう。
ちなみに、けそポテト氏の配信ではその後問題なくイベントが進行している。弊誌の確認した範囲でも、本不具合が深刻な被害をもたらした事例は見られない。ヌシポケモンとの戦闘時に進化するポケモンがいたとしても、安心してよさそうだ。一方で、ヌシポケモンはどれも強力だ。不具合にかかわらず、進化間際のポケモンが手持ちにいる場合には進化させてから挑むのもいいかもしれない。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。
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