Steamサイコロジカルホラー『ヒトカラ』発表、今年リリースへ。カラオケで少女が恐怖に巻き込まれる、チラズアート新作

Chilla’s Art(チラズアート)は10月31日、『ヒトカラ(The Karaoke)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

国内のゲーム制作チームChilla’s Art(チラズアート)は10月31日、『ヒトカラ(The Karaoke)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamのストアページが公開されており、同ストアページによると2022年リリース予定となっている。


『ヒトカラ』は、チラズアートが開発中のサイコロジカルホラーゲームである。本作の舞台は、日本にある24時間営業のカラオケ店。主人公は、カラオケをしにやってきた1人の少女だ。本作でプレイヤーは、彼女の視点から恐怖を体験。カラオケ店や、その周囲で起こる何らかの事態に巻き込まれていくのだろう。詳細は不明ながら、Steamのストアページには数点のスクリーンショットが掲載されている。画像からは、ドリンクバーの設置されたカラオケ店内の様子や、人気のない夜の街の風景などが確認できる。携帯端末を片手に自転車に乗っているようなシーンも映されており、カラオケ店外での出来事も描かれるのかもしれない。

本作はジャンルとしては、サイコロジカルホラーと謳われている。VHS風フィルターで荒く表現された3Dの世界で、プレイヤーを精神的に追い詰めるような恐怖が待ち受けているようだ。また要素としては、本作にはマルチエンディングが採用されており、ゲームプレイの内容などに応じて6種類のエンディングへ到達可能。VHSフィルターのオン/オフ切り替えや、オートセーブにも対応している。


本作を開発しているチラズアートは、国内のゲーム制作チームだ。過去作としては『夜勤事件』や『事故物件』、『例外配達』など短編ホラー作品を多数リリース。ゲーム実況者やVTuberによる配信/動画を中心に、注目を集めてきた。2022年10月1日に配信された前作『地獄銭湯』においては、記事執筆でSteamのユーザーレビュー231件中76%の好評を得て、ステータス「やや好評」を獲得している。日本語のレビューでは、プレイヤーを恐怖に陥れる演出が評価されている一方、ストーリーや完成度の低さを指摘する声も挙げられている。

またチラズアートは、2022年に入ってから『地獄銭湯』と『閉店事件』をリリース済み。本作『ヒトカラ』が予定どおりリリースされれば、2022年の3作目となる。

『ヒトカラ』は、PC(Steam)向けに2022年にリリース予定だ。



※ The English version of this article is available here

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2575