ナメクジ猫サバイバル『Rain World』大規模DLCがPC向けに1月19日発売へ。開発4年以上のファンModを正式DLC化


パブリッシャーのAkupara Gamesは10月28日、『Rain World』の大規模DLC「Downpour」を2023年1月19日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。

『Rain World』は、文明崩壊後の世界を舞台にするアクションアドベンチャーゲームだ。主人公であるナメクジ猫が、はぐれてしまった家族を探すために、過酷な環境を生き抜き冒険する。本作の世界には奇妙な生物がさまざま生息しており、食物連鎖の概念が存在することが特徴だ。ナメクジ猫は生態系の上位に位置しているわけではなく、狩られる危険に怯えながらも、自らも捕食して飢えをしのがなければならない。また、世界を飲み込む豪雨が発生することもあり、手遅れになる前に安全な場所へと避難するのだ。

本作は2017年にPC/PS4版がリリースされ、その後Nintendo Switchにも移植。高い評価を獲得し、のちに最大4人でのマルチプレイモードや、環境をカスタム可能なサンドボックスモードなどを追加している。

このたびPC版で発売となるDLC「Downpour」では、新たなストーリーやキャラが追加。“数千(thousands)”にものぼる新たなマップや環境、クリーチャーや天候が登場するという。新キャラもとい新ナメクジは、それぞれ個性豊かな能力を有しているそうだ。たとえばThe Rivuletはほかの誰よりも高くジャンプ可能かつ素早く走ることができるものの、豪雨の際の行動時間の猶予が短いという弱点も存在するとのこと。ほかの新ナメクジにも、それぞれ長所と短所が設定されているそうだ。


また新モードとしてチャレンジモードおよびサファリモードが追加。チャレンジモードは、さまざまなシナリオを攻略する腕試しのようなモードとなるそうだ。サファリモードについては、本編で探索したエリアを再訪して生態系の様子を眺めたり、ほかの生物を操作したりできるモードになるとのこと。キャンペーンモードをフレンドとローカルCo-opで遊ぶことも可能になるという。


なお「Downpour」は、ファンにより4年以上開発が続けられていた大規模Mod「More Slugcats Expansion」が元になっている(関連記事)。本作開発元Videocultは今年1月、同Modを正式に正式DLCとして採用すると発表。3月には「Downpour」として正式発表となった。このたびその発売日が決定した形だ。

本編発売後5年以上の時を経て、PC版に大規模DLCが登場する『Rain World』。現在Steamでは11月1日までの期間限定で、定価1980円の55%オフとなる891円で販売されている。また期間は不明ながら、GOG.comでも定価19.99ドル(約2900円)から55%オフとなる8.99ドル(約1300円)でセール中。DLCに備えてこの機会に本編を遊んでおくのもいいだろう。

『Rain World』DLC「Downpour」はPC(Steam/GOG.com)向けに、2023年1月19日に配信予定だ。