『サイバーパンク2077』は4週連続毎日100万人が遊んだとの公式報告。さらなる展開を控え、衰え知らずの勢い

 

サイバーパンク2077』公式Twitterアカウントは、本作のアクティブプレイヤー数が、4週間連続で毎日100万人を記録していたことを発表した。リリースから約2年を経て“返り咲き”を果たし、さらなる展開を控えた本作の勢いは、衰えを見せないようだ。


『サイバーパンク2077』は、CD PROJEKT REDが開発したオープンワールドゲームだ。舞台となるのは巨大な未来都市ナイトシティ。美しくも猥雑な街並みに、サイバーウェアで身体改造を施した人々がひしめき合っている。本作ではそんなナイトシティを中心として、主人公であるVが陰謀に巻き込まれ奔走する様が描かれる。

本作の海外向け公式Twitterアカウントは10月19日、ナイトシティの盛況ぶりを報告。数多くのプレイヤーが連日本作を遊んでいることを伝えている。なお投稿にはVの相棒(Choomba・チューマ)であるジャッキーが、驚きの表情を見せるクリップが添えられている。

報告によれば、4週間連続で毎日100万人のプレイヤーが本作をプレイしているという。また投稿では、プレイヤーたちの情熱と継続的な支えに対して言葉をなくすほどの想いであるとコメント。愕然とするジャッキーの映像に添えて「ありがとな、チューマ!」との感謝が綴られている。ちなみに本作公式Twitterアカウントは9月21日にも、1週間連続で100万人のプレイヤーが遊んでいることを報告していた。約1か月間にわたって、ナイトシティはプレイヤーたちを惹きつけ続けている様子だ。本作はPC(GOG.com/Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けと幅広く展開されている。そうしたプラットフォーム全体で、毎日約100万人が本作に触れているということだろう。

先月9月12日には、本作と世界観を同じくするアニメ「サイバーパンク エッジランナーズ」がNetflixにて配信開始され、好評を獲得(Rotten Tomatoes)。先んじて実施されたアップデートとの相乗効果もあってか、Steamでの同時接続プレイヤー数が急上昇を見せていた(関連記事1関連記事2)。Steamのピーク時同時接続プレイヤー数については、先週末には7万人を突破(SteamDB)。アニメ配信直後となる1か月ほど前と比べやや落ち着きを見せているものの、いまだかなりの活況を見せているようだ。

本作はリリース後に極めて好調なセールスを記録したものの、コンソール版を中心とした最適化不足や大量のバグが指摘され、返金対応にまで発展した。また、PC版においても不具合などに対するユーザー指摘が見られ、Steamユーザーレビューでの評価などにも影響が見られた。一方で本作は、継続的なアップデートにより一定の評価まで持ち直し、またアニメとの“合わせ技”もあってかさらなるプレイヤー数増加を見せたわけだ。開発者も発売当時を“どん底状態”であったと振り返り、本作の持ち直しに感極まる様子を見せている(関連記事)。

そんな本作に向けては、拡張パック「仮初めの自由」がPC/PS5/Xbox Series X|S向けに2023年配信予定。ナイトシティの新たな地区を舞台にしたスパイスリラーアクションになるという。ジョニー・シルヴァーハンドも再登場し、同キャラを演じるキアヌ・リーヴス氏による新たなセリフも用意されているとのことだ。さらに『サイバーパンク2077』の続編が、「Project Orion」というプロジェクト名で制作予定となっている(関連記事)。

今後さらなる展開を控えた『サイバーパンク2077』。返り咲きを果たした本作は、いまだ活況を呈しているようだ。今後の展開が、どのようにファンたちを盛り上げるかにも注目したいところだ。