AIお絵かき人狼『AIアートインポスター』発表。AIに指示してテーマに沿った絵を作成、お題を知らない“偽者”は誰だ

国内のゲーム開発会社ポケットペアは9月20日、『AIアートインポスター』のSteamストアページを公開した。アートAIを使って絵を描き、テーマを知らないプレイヤーを探し出す、 AI お絵描きパーティゲームである。

国内のゲーム開発会社ポケットペアは9月20日、『AIアートインポスター』のSteamストアページを公開した。PC(Steam)およびスマートフォン向けに配信予定。Steamのストアページによると、9月30日にリリース予定となっている。


『AIアートインポスター』はアートAIを使って絵を描き、テーマを知らないプレイヤーを探し出す、 AI お絵描きパーティゲームである。本作の世界では、AIを使って絵を描くアーティストたちが、共通のテーマに従い展覧会の絵を準備しようとしていた。しかしアーティストたちの中には、テーマを知らないアーティストが一人紛れ込んでいる。本作でプレイヤーはAIを使って、展覧会用の絵を作成。自分が疑われないように気をつけつつ、テーマを知らない“偽者”のアーティストを探すことになる。


プレイヤーは、まずゲーム内の機能を使ってテーマに沿った絵を用意する。本作には、指示に従って絵を描いてくれるAIが用意されているそうだ。たとえば陸上動物がテーマの場合には、クマや犬などと入力。AIがテーマにあわせて絵を描いてくれるように、文章や単語で指示を出すわけだ。ただし本作のプレイヤーの中には、1人だけお題を知らされていないプレイヤーが紛れている。AIに絵を描かせた後は、ほかのプレイヤーがAIに描かせた絵を見て、テーマを知らない人物を推理。誰がテーマを知らずにAIに絵を描かせたのか、見つけ出すことが目的となる。本作では、いわゆる「人狼」ゲームの派生である「お絵描き人狼」風の推理ゲームを、AIに絵を描かせて遊ぶことになるのだろう。

プレイ時間については、1回5分程度とされている。オンラインマルチプレイに対応しており、ゲームモードとしてはレート戦/公開/プライベートが搭載。プライベートではパスワードを共有することで、友達と遊べるそうだ。Steamストアページの説明文によれば、PCとスマートフォンでのマルチプレイにも対応しているという。また本作では人間ではなくAIが絵を描くため、プレイヤーがイメージしたとおりの絵が生成されるとは限らない。本作では、AIに描かせた絵を使って遊ぶ、斬新な遊びが展開されるそうだ。


本作を開発しているのは、国内のゲーム開発会社ポケットペアである。『オーバーダンジョン』や『クラフトピア』などを手がけてきた会社だ。早期アクセス配信中の『クラフトピア』では、ワールドのシームレス化に向けた取り組みが進行中。また不思議な生物パルを集めて遊ぶオープンワールドサバイバルクラフト作品『パルワールド』が、2023年に配信開始予定となっている。『AIアートインポスター』は同社の過去作やリリース予定の作品とはシステムが大きく異なるものの、アイデアの光る一作となりそうだ。

『AIアートインポスター』は、PC(Steam)およびスマートフォンに向けて配信予定だ。



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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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