Steam宇宙ストラテジー『Terra Invicta』9月27日早期アクセス配信開始へ、日本語対応。エイリアンと共存か闘争か、7派閥が地球と宇宙で争う【UPDATE】

パブリッシャーの Hooded Horseは9月12日、『Terra Invicta』を日本時間9月27日にリリースすると発表した。エイリアンの侵略を受けた地球を舞台に、7つの派閥が争うストラテジーゲームだ。日本語表示にも対応する。

パブリッシャーの Hooded Horseは9月12日、『Terra Invicta』を9月26日に早期アクセス配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。Steamストアページによると日本時間9月27日に配信予定。日本語表示にも対応する(関連記事)。

『Terra Invicta』はストラテジーゲームだ。舞台となるのはエイリアンの侵略を受けて、社会が複数のイデオロギー派閥に分割されてしまった地球。それぞれの派閥は互いに異なる未来を思い描き、対立している。このゲームの目的は、自分の選択した派閥を勝利に導くこと。地球の国々を掌握するだけでなく、敵艦隊を撃破して太陽系を開発するのだ。地上のみならず宇宙まで見据えた戦略が必要となる。

登場する派閥は7つ。それぞれが秘密裏に結成された多国籍組織として登場するそうだ。エイリアンと敵対する派閥としては、地球の組織的な防衛を呼びかける「レジスタンス」や、人類を第一としてエイリアンおよび彼らに同調する人間たちの排除を掲げる「ヒューマニティー・ファースト」が存在する。一方でエイリアンに友好的な派閥も登場し、エイリアンを崇拝する「サーバント」やエイリアンとの同盟を目指す「アカデミー」などが存在。人類を存続させるために降伏を目指す派閥や太陽系からの脱出を目論む派閥、混乱に乗じて富を得ようとする派閥も登場するという。


本作ではまず、地球の国々に対する影響力を強める必要があるとのこと。目的達成のために、国々を併合したり、分割したりしながら地球を自由に支配しよう。またゲーム中は終始、地球上で活発化するエイリアンの活動によるさまざまなイベントが発生。プレイヤーは、厳しい選択を迫られるとのことだ。

各派閥は政治家・科学者・工作員からなる評議会で成り立っている。評議会のアビリティーは、諜報機関や大企業などを傘下に入れることでさらに強化可能だ。そのほか、本作にはグローバルリサーチシステムなる要素が存在。競争・協調の両局面においてチャンスを作り出すための研究システムとのことだ。どの研究に注力するかを選択して、民間の工学プロジェクトをアンロックしていくことが可能だという。そうして、さまざまな技術を獲得していくのだろう。一方で研究の選択によっては、地球全体の弱体化を伴うプロジェクトや、ほかの派閥にグローバルリサーチの指揮権を譲ってしまう場合もあるとのこと。リスクとリターンを考慮しながら注力するグローバルリサーチを選択する必要がありそうだ。

地球で影響力を高めたあとは宇宙に進出し、太陽系を植民地化するための第一歩を踏み出すことになる。スペース・ローンチ施設を建設し、大型ロケットを打ち上げよう。そして宇宙では300を超える惑星・小惑星・衛星が絶え間なく動き、変化し続けるという。小惑星の採掘や惑星・衛星への基地建築をめぐって、太陽系全体で競い合うのだ。ほか、宇宙ステーションの建設も可能。宇宙船への燃料補給ができるほか、拠点に近いステーションは研究施設や建設施設として機能するそうだ。


なお本作では宇宙船の設計も可能。さまざまな武器、推進装置、ラジエーターを選択して、配置することで独自の船を設計できるという。宇宙空間では宇宙船の戦闘力だけでなく、推進力と操縦力も重要になるそうだ。そのほか本作はMod開発へのサポートも想定して制作されているという。Mod開発者は、コーディングの経験がなくてもゲームの大部分にアクセスできるとのこと。本作では多彩なModの登場にも期待したいところだ。

本作を手がけるのはPavonis Interactive。『XCOM: Enemy Unknown』の人気ModであるLong War modを手がけたJohn Lumpkin氏が設立したスタジオだ。同氏は、本作ではクリエイティブディレクターを務めている。本作『Terra Invicta』がMod開発者に手厚く設計されているのも、同氏の意向なのかもしれない。


本作プロデューサーを務めるTim Bender氏は先日、弊誌のインタビューに対してコメントを寄せている(関連記事)。本作『Terra Invicta』は、日本からのウィッシュリスト登録者の日本人ユーザーの割合がかなり多いことを明かしていた。またBender氏によれば、パブリッシングを手がけるHooded Horseによる今後のリリースタイトルの多くが日本語対応予定とのこと。本作『Terra Invicta』も公式日本語対応となる。地球で陰謀を張り巡らし宇宙に進出していく壮大なストラテジーゲームを、国内ユーザーも安心して遊べることだろう。

『Terra Invicta』はPC(Steam/GOG.com)向けに9月27日に早期アクセス配信開始予定だ。

【UPDATE 2022/9/13 11:03】
早期アクセス配信の旨を追記

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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