探索クリスタルアクション『LUCID』発表。「Celestoidvania」を掲げ『Celeste』と「メトロイドヴァニア」の融合目指す

パブリッシャーのApogee Entertainmentは9月6日、『LUCID』を発表した。クリスタルの能力を駆使してステージを縦横無尽する、2Dアクションゲームだ。プレスリリースには「Celestoidvania」とのキャッチコピーが銘うたれている。

パブリッシャーのApogee Entertainmentは9月6日、2Dアクションゲーム『LUCID』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switchで、2024年発売予定。

『LUCID』は2Dアクションゲームだ。舞台となるのは災厄によって崩壊した世界Aedyn。The Lucid Giantと呼ばれる存在が倒壊したことにより、大地の腐敗は進んでいる。残り少ないSentinelたちだけがこの腐敗を止められるという。主人公となるOennは岩の肌をもつ若きSentinelだ。Oennは各地でThe Lucid Giantの破片を探し集め、この世界を脅かすCelestial Entityと呼ばれる脅威に立ち向かうことになる。

この世界ではクリスタルが散在しており、プレイヤーはそれらを利用してステージを攻略する。トレイラーでは、クリスタルの壁を壊しながらステージ内を飛び回る様子や、クリスタルが何らかのギミックになっているシーンが見られる。


主人公であるOennはジャンプやダッシュなどの基本アクションを備えている。加えて、クリスタルを利用する能力Crystal Artsを装備できるという。Crystal Artsは各エリアの攻略により獲得可能で、5種類存在することが明かされている。

プレイヤーはCrystal Artsを同時に2つまで装備可能。Crystal Arts同士あるいは基本アクションと組み合わせて、移動やコンボに活用できるとのことだ。組み合わせの例としては、Crystal Pulseで遠距離から相手の装甲を削り、近づいてCrystal Axeで叩き切る。そのほか、Crystal Spearで頭上の通路を壊し、生じた風(down air)に乗って大ジャンプを決めることなどが可能だという。トレイラーではホイール状のUIで、素早く能力を切り替える様子も確認できる。さまざまなCrystal Artsを組み合わせた、爽快感のあるアクションが持ち味となりそうだ。

ゲームには強大なボスも存在し、トレイラーでも巨大な竜のような敵と対峙する様子が見られる。鳥居や阿修羅像のようなアジアンテイストな要素も見られ、特徴的な世界観が描かれそうだ。入手したアイテムには、そうした世界観に関する説明も用意されているという。また作品を彩るBGMは、人気作品からインスパイアされたさまざまなジャンルの音楽で構成されているとのことだ。


本作を手がけるのは米国ニューヨークに拠点を置くThe Matte Black Studio。Eric Manahan氏によるスタジオだ。個人開発者である同氏は本作のプログラムだけでなくデザイン面にも携わっているとのこと。『LUCID』では軽快なアクションだけでなく、同氏の描く特徴的な世界観も楽しみにしたい。なお本作プレスリリースには「Celestoidvania」とのキャッチコピーが銘うたれている。『Celeste』における空中移動などを含んだアクション要素と、『メトロイド』『悪魔城ドラキュラ』(メトロイドヴァニア)における広大なステージ探索の融合が特徴となりそうだ。ほかにも、人気作品のエッセンスが数多く取り入れられているとのことだ。

『LUCID』はPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、2024年発売予定。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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