中世戦争RPG『Mount & Blade II: Bannerlord』ついに10月25日正式リリースへ。2年間の早期アクセス配信を経て日本語対応済み【UPDATE】


TaleWorlds Entertainmentは8月23日、『Mount & Blade II: Bannerlord』を10月25日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S(Xbox版は国内向けストアページが存在)。ゲームは日本語表示に対応する。

【UPDATE 2022/8/24 14:26】
PLAION(旧Koch Media)は8月24日、『Mount & Blade II: Bannerlord』国内コンソール版を11月10日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。

『Mount & Blade II: Bannerlord』は、中世を舞台としたアクションRPG『Mount & Blade』の続編。プレイヤーはカルラディアと呼ばれる広大な世界で、自由に暮らす。攻城兵器を用いて要塞を攻めたり、権力を求め熾烈な戦いに身を投じたり、さらには犯罪組織を設立したりと、自分なりの生き方を選んでいく。本作の醍醐味は、大規模な攻城戦。防衛側と攻撃側に分かれた、大規模な戦闘が実現されている。兵を束ね陣形を組み、地形を考慮しながら攻撃/防衛をおこなうのだ。また城を巡る攻防においては攻城兵器も使用可能で、ド派手な戦闘が展開する。

今作は、自由度が高く大規模戦争がおこなえる前作の魅力はそのままに、あらゆる部分が大幅パワーアップ。グラフィック面だけでなく、外交を有利にできる影響力ポイントや、領主の持ち込んだ資源が軍全体に行き渡る資源の分配システムといった新要素もあり。またゲーム内には需要と供給によって価格が変化する経済システムが搭載。交易によって前作以上に効果的な金策も可能で、需給の流れを見極めれば巨万の富を得ることもできるだろう。プレイヤーキャラが死亡した場合、子供が領地を受け継ぐといったシステムも存在。中世の人生を追体験できるゲームプレイが本作の持ち味だ。


本作は2020年3月に早期アクセス配信が開始。2年以上の早期アクセス配信を経てさまざまな要素が実装されており、昨年2021年12月からは日本語表示にも対応している。現在では、出自や外見などを設定可能なキャラメイク、パークによるスキルの強化システムなどが搭載。チュートリアルも兼ねたキャンペーンモードも用意されており、遊びごたえ十分な状態となっている。満を持しての正式リリースとなるわけだ。

早期アクセス配信直後から高評価を受けて絶好調の滑り出しを見せた本作(関連記事)。その後も順調に好評を集めてきたようだ。本稿執筆時点のSteamでは、実に15万2174件のレビューを集めており、そのうち87%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。迫力ある戦闘のほか、自由度の高いゲームプレイが評価されているようだ。また早期アクセス配信後2年以上にわたって、およそ2万人ほどのピーク時同時接続プレイヤー数を維持(SteamDB)。直近でもその勢いは衰えておらず、8月21日には約2万4000人プレイヤー数を記録している。


正式リリース発表に際してSteamニュース記事には、開発元TaleWorlds Entertainmentの共同設立者でありマネージャーを務めるArmagan Yavuz氏がコメントを寄せている。同氏いわく、パンデミックのなか続いた2年間の開発は長く困難な道のりであったという。それでも複数のプラットフォーム向けに本作の開発は続けられ、特にコンソール・PC間の開発は本作に予期せぬ相乗効果をもたらしてくれたそうだ。前作からのファンも含むプレイヤーコミュニティに、本作の正式リリース版を届けられることを楽しみにしているとして、コメントを締めくくっている。

なお同ページによると、正式リリースは本作にとって重要な通過点ながら、開発の終わりを意味するわけではないとされている。正式リリース後のさらなるアップデートにも期待してよさそうだ。

『Mount & Blade II: Bannerlord』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けには、10月25日正式リリース予定。PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けには、11月10日発売予定だ。PC向けには現在早期アクセス配信中。