『Bloodborne』の“非公式二次創作レースゲーム”に、ガスコイン神父参戦。吠えるエンジン、匂い立つエキゾースト

Lilith Walther氏は8月22日、『Bloodborne』の二次創作レースゲーム『Bloodborne Kart』の開発進捗を報告。ガスコイン神父の参戦を告知するとともに、ゲームプレイ映像を公開した。

個人開発者のLilith Walther氏は8月22日、『Bloodborne』の二次創作レースゲーム『Bloodborne Kart』の開発進捗を報告。ガスコイン神父の参戦を告知するとともに、ゲームプレイ映像を公開した。


『Bloodborne Kart』は、フロム・ソフトウェアのアクションRPG『Bloodborne』の非公式二次創作レースゲームだ。狩人やNPCらなど『Bloodborne』のキャラクターたちが乗り物に搭乗。バイクなどを駆りつつ、『Bloodborne』ゆかりの銃・仕掛け武器・アイテムなどを駆使して白熱レースを繰り広げる内容となる様子だ。

今回公開された映像では、『Bloodborne』の序盤ボスとして立ちはだかり、人気キャラのひとりでもあるガスコイン神父が登場。歯牙をあらわにして唸る、原作さながらのシーンから映像が始まっている。初代PS風デメイクながら、犬歯が大きめのやたら綺麗な歯並びまで再現されている様子だ。そしてカメラが引くと、ガスコイン神父が駆るのは狩人と同じくバイクであることが明らかに。レースを続行しつつも同キャラのトレードマークである獣化状態になる様子なども映し出されている。また、コースアイテムとして利用可能と見られる「獣狩りの斧」や「獣狩りの短銃」と思しき武器を使う様子も見られる。一方で、なぜか秘儀「彼方への呼びかけ」を発動するガスコイン神父らしからぬ行動も。かなり何でもアリのハチャメチャなゲームプレイとなるのかもしれない。

本作を手がけるのは個人開発者のLilith氏。過去『Bloodborne』の非公式初代プレイステーション風“デメイク”である『Bloodborne PSX』などを手がけた人物だ。『Bloodborne Kart』も、同作のアセット再利用も交えつつ開発されているという。陰惨な『Bloodborne』の世界観でレースを繰り広げる『Bloodborne Kart』なる奇妙なアイディアは、 もともとファンの間でのネットミームとして存在していた。上述のデメイクを開発していたLilith氏が、そのネットミームをエイプリルフールネタとして一部再現。それが発展し、今年3月に『Bloodborne Kart』のプレイアブルなゲーム化が発表された経緯がある(関連記事)。今回はその開発進捗共有の一環として、ガスコイン神父参戦が明らかにされたかたちだ。

なお、Lilith氏の発表ツイートは記事執筆時点で1万以上の総シェア数を記録。5万件以上のいいねを集めている。ファンたちも沸き立っており、「遊ばせてくれ」と懇願する声もちらほら。『Bloodborne』は2015年のリリース以降、根強く人気を保ち続けている作品。続編待望論もファンの間で語られ続けている。『Bloodborne Kart』が人気を集めるのは、たとえ二次創作だとしても展開を待ち焦がれている『Bloodborne』ファンたちの慰みの側面もあるかもしれない。

『Bloodborne Kart』は二次創作作品ゆえに無料にて公開予定。プラットフォームは、Lilith氏の過去作と同じくPC(itch.io)でリリースされると見られる。配信開始時期については未定だ。



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Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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