怪獣バトルゲーム『GIGABASH』が配信開始されるもPS4/PS5版の価格設定に誤りあり。続くPS Storeでの価格設定トラブル【UPDATE】


マレーシアのインディーゲームスタジオであるパッション・リパブリックゲームズは8月5日、同社初の自社IPとなる『GIGABASH』を配信開始した。対応プラットフォームはPS4/PS5 /PC(Steam/Epic Gamesストア)。ただし、PS Storeでは販売元の想定よりも高い価格設定になっており、販売元は対応に追われているようだ。

『GIGABASH』は巨大怪獣やヒーローたちが戦う対戦型アクションゲーム。怪獣映画と『パワーストーン』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどのゲームにインスパイアされた作品だという。プレイヤーは地中深くから目覚めた怪獣「タイタン」やそれに対抗する巨大メカなどを操って戦いを繰り広げることになる。対戦は最大4人の1対多によるデスマッチや2対2のタッグバトル、1対1のデュエルモードが用意されている。ほかにもオフラインでは、シングルプレイヤーモードと多数のミニゲームから成るパーティーモードがある。

作中に登場するタイタンのデザインは、怪獣映画を彷彿とさせ、戦場となるステージの中には日本語の看板が設置されたビル街がある。そういった部分から「ゴジラ」や「ウルトラマン」といった日本の特撮作品に対する愛が感じられる。一方で、プレイアブルキャラの巨大メカThundatrossは「勇者シリーズ」チックなデザインになっており、大きければ何でもありのハチャメチャさも本作の魅力だろう。


本日から配信が開始された本作だが、PS Storeでの配信価格に誤りがあることが開発/販売元のパッション・リパブリックゲームズから発表された。PS Storeでは7590円、Steamでは4180円と、3000円以上もの開きがある価格設定になってしまっている。開発元は「こちらの手違いでPSストアの価格設定が意図したものより15米ドル高くなってしまっています」と説明。たしかに国内だけでなく海外PS Storeでも価格のずれが発生している状態だ。配信開始直後より、PS StoreとSteamでの販売価格のずれに気づいたプレイヤーもおり、パッション・リパブリックゲームズがそうした疑問に対して返答をしている。

本件についてはパッション・リパブリックゲームズの手違いが原因ということで、現在SIE側と協力して修正対応中だという。修正前の価格で購入してしまったプレイヤーへの具体的な対応は現在国内向けに正式に発表されていないが、公式Twitterの英語アカウントで「修正され次第、改めてお知らせする」と述べている。また公式Twitterアカウントは国内ユーザー向けにも「差額分の補填に関してはいずれかの形で対応させて頂きたいと思っておりますが、システム的にどのようなことが可能かSony様と確認しております」と返信している

PS Storeにおける価格設定の誤りは、つい1週間前にも起きたばかり(関連記事)。具体的には『LOST EPIC』にて、価格設定ミスにより配信停止がなされた。同作は同日に配信が再開されている。『LOST EPIC』以前には『戦場のフーガ』でも同様のケースあり。今回の『GIGABASH』含めて、いずれもパブリッシャーとしての経験が浅いメーカーの間で発生している。この一連の問題から、PS Storeの価格設定の際、開発者が間違いやすい設計になってしまっている可能性があるのかもしれない。いずれにせよ、販売側にとっては痛恨。こうした価格設定ミスが減ることを願いたいところである。

『GIGABASH』はPS4/PS5/PC(Steam/Epic Gamesストア)で配信中。PS4/PS5に関しては、公式からの価格修正のお知らせを待ちたい。

【UPDATE 2022/8/6 20:03】
PS Storeでの価格表示が、予定していた4620円に更新されたようだ




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