『ヘブンバーンズレッド』Steam版発表、スマホ版とのデータ連携対応へ。麻枝准氏が描く、少女たちの日常と戦い

WFS(Wright Flyer Studios)は7月24日、『ヘブンバーンズレッド』のPC(Steam)版を国内向けに発表した。Steam版では追加要素として、4K解像度に対応。

WFS(Wright Flyer Studios)は7月24日、『ヘブンバーンズレッド』のPC(Steam)版を国内向けに発表した。サービス対応地域は日本国内のみで、リリース日は近日公開予定。発表に合わせて、Steamのストアページが公開されている。

『ヘブンバーンズレッド』は、Wright Flyer StudiosおよびKeyが企画・制作、麻枝准氏がメインシナリオを手がけるRPGだ。本作の舞台は、キャンサーと呼ばれる謎の生命体に襲撃された地球だ。キャンサーたちには、人類がこれまで生み出してきた兵器による攻撃が通用しない。そのため、人類はキャンサーに対してあっけなく敗退。多くの土地が放棄され、さまざまな国が戦禍に消え、陸地の大半はキャンサーの支配下へと落ちていった。

危機に瀕する中、人類はキャンサーに効果的な打撃が与えられる新兵器の開発に成功する。さらに人類は新兵器セラフを操れるものを集め、新武隊を設立。最後の希望を託された少女たちの戦いが始まろうとしていた。本作の主人公である茅森月歌は、伝説的なロックバンドでギター&ボーカルを務めていた、天才ボーカリストだ。セラフ部隊の一員となり、第31A部隊の部隊長を務める
ことになった彼女も、キャンサーとの戦いに身を投じていく。


本作でプレイヤーは、茅森月歌の視点から、セラフ部隊に所属する少女たちの戦いや日常を見守ることになる。キャンサーとの戦いは、ターン制のコマンドバトルで展開。要素としては、フィールド上を進んでいくシーンが存在するほか、アプリを閉じていても周回が続く機能、そしていわゆるガチャなどが用意されている。また本作では、『AIR』や『CLANNAD』などを手がけてきた麻枝准氏がメインシナリオを担当。2000年代の美少女ゲームを思わせるコメディパートや、情緒を揺さぶるストーリー展開なども本作の特徴だろう。

本作は、2022年2月10日にiOS/Android向けとしてリリースされた。2月14日には100万ダウンロードを突破し、リリースから半年間順調に運営が続けられてきた。今回発表されたSteam版は日本国内に向けたものだ。スマートフォン版とのデータの連携も可能。スマートフォンと同じコンテンツが、PCでプレイできるようになるのだろう。またSteam版では追加要素として、4K解像度に対応。解像度やグラフィックの設定が用意されているほか、フィールド上でキャラクターに話しかける動作がFキーでおこなえるなど、キーボード操作にも対応している。PCでプレイ可能になるわけでなく、PC向けに手が加えられた状態で、より綺麗で大きな画面で遊べるわけだ。

「ヘブンバーンズレッドHalf Anniversary Party!」放送内より

『ヘブンバーンズレッド』PC(Steam)版は、国内向けにリリース予定。リリース日は近日公開予定とされている。また本作は現在iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。



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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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