国内の個人ゲーム開発者kan.kikuchi氏は7月17日、『猫ヤクザの仁義にゃき戦い』を7月30日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。価格は、Steam版が広告無しの税込490円で、スマートフォン版が広告ありの基本無料(広告削除課金が490円)となっている。
『猫ヤクザの仁義にゃき戦い』は、実写の猫がカードになって戦いを繰り広げる、オンライン対戦カードゲームだ。本作では、可愛いけれど癖のある、猫ヤクザたちがカードになって登場する。プレイヤーは、手札に配られた猫のカードを交互に出し合い、3枚のカードを使って役を作成。麻雀やポーカーに似たルールという説明から察するに、役の強さによってその場の勝敗が決定するのだろう。
ただし本作では、単に強い役を作れば勝てるわけではなく、手札や場の状況に応じてカードを温存するなど、さまざまな駆け引きがあるという。システム面では、特殊効果付きの助っ人カードと組員カードからどちらかを選択する要素があるほか、並行して複数の場の勝負が進行。クセのある猫のカードを使った、戦略性のあるカードゲームが展開されていく。
ゲームモードとしては、本格的なヤクザモードと、簡単サクサク遊べるチンピラモードが用意されている。オンライン関連では、本作には世界中の誰かとのマッチングと、合言葉を使ったフレンドとの対戦、猫のスタンプやレート機能が搭載。クロスプラットフォームでの対戦にも対応しており、PCプレイヤーもスマホプレイヤーと対戦可能。なおルールの詳細については、ゲーム内の遊び方に掲載されているそうだ。
本作を開発しているのは、国内の個人ゲーム開発者kan.kikuchi氏だ。過去作としては、『縦笛なめなめVR』『SLASH OF BULLET』といったVR作品リリースしているほか、『ピコンティア』や『神巫女』の開発に携わってきた。『縦笛なめなめVR』では、Steamのユーザーレビューで82件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは奇抜な内容が受け入れられているようだ。
本作『猫ヤクザの仁義にゃき戦い』は、同氏の過去作群と作風が異なる。kan.kikuchi氏のTwitterを見る限りでは、同氏は以前より猫を飼っており、猫と生活しながら作品を手がけてきたという。本作は、猫好きによる猫作品になるようだ。
『猫ヤクザの仁義にゃき戦い』は7月30日12時ごろに、PC(Steam)/iOS/Android向けにリリースされる。スマートフォン版は広告ありの基本プレイ無料で配信予定。Steam版は広告なしの税込490円で発売予定だ。リリース時には10%オフのセールが予定されている。
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