デッキ構築ホラー『Inscryption』PlayStation 4/PlayStation 5版が発表。2021年発売の話題作がコンソール向けに登場

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Devolver Digitalは7月8日、『Inscryption』PlayStation 4/PlayStation 5版を発表した。なお、PlayStation.Blogでは当初8月15日に発売予定と発表されていたが、パブリッシャーのDevolver Digitalによると告知された発売日は誤りであり、リリース予定日は未定のようだ。

『Inscryption』は、デッキ構築型のローグライクや脱出ゲーム、サイコロジカルホラーゲームなどのエッセンスをミックスした、ジャンル複合型のカードゲームだ。本作でプレイヤーは、ゲームを開始すると薄暗い小屋の中にたたずんでいる。目の前には1人の老人とテーブル上に広げられたボードゲームがあり、プレイヤーはレシーなる老人とゲームで対決することになる。


レシーとのゲームは、ジャンルとしてはデッキ構築型のローグライクに相当する。モンスターによって対戦相手を攻撃。相手のHPが尽きれば、勝利となる。対戦の合間には、数種類の中からデッキに組み込むカードを選んだり、デッキ内のカード同士を合成させたりなど、デッキを強化するイベントが発生。徐々に強くなっていく相手を倒しながらゲームクリアを目指していく。またトレイラーにも確認できるように、本作はただ老人とゲームに興じる作品ではない。カードゲームをプレイする傍ら、断片的に何らかの事実が示唆されたり、脱出ゲームやホラーゲーム的な展開も起こったりなど、徐々に本作の輪郭が見えてくる。そうした謎も本作の特徴だろう。


本作を開発したのは、Daniel Mullins氏によるインディーゲームデベロッパーDaniel Mullins Gamesだ。過去作としては、メタ要素のある『Pony Island』と『The Hex』をリリースしている。本作は2021年10月にPC版が配信開始。Steamでは記事執筆時点で6万7000件以上のユーザーレビューの内、97%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得。2022年3月には、GDC AwardsでGame of the Year、IGF Awardsでは大賞相当のSeumas McNally Grand Prizeを受賞しており、評価は盤石といえるだろう。

またPlayStation 5版においては、限定機能も用意されている。DualSenseを通してゲーム内のしゃべるカードたちが語りかけてくるほか、コントローラーから発せられる光はレシーの小屋の照明のような雰囲気に。暗い環境でのプレイでは、ゲームを再現するかのように暗がりを照らす。さらにハプティックフィードバックによって、残酷なシーンが表現されているそうだ。

Inscryption』は、PlayStation 4/PlayStation 5版向けにリリース予定。PC版はSteam/GOG.com/Humble Storeにて配信中だ。

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