リメイク版『ロリポップチェーンソー』の開発には、須田剛一氏やジェームズ・ガン監督は参加せず。制作発表に際しコメント


グラスホッパー・マニファクチュアのCEOでゲームデザイナーの須田剛一氏は7月6日、先日ドラガミゲームスから発表された『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』には一切関与していないことを明らかにした。オリジナル版のシナリオを担当した映画監督James Gunn(ジェームズ・ガン)氏も、本作には関わっていないとのこと。


『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』は、PS3/Xbox 360向けに2012年に発売されたホラーアクションゲーム『ロリポップチェーンソー』のリメイク版だ。ドラガミゲームス代表取締役社長の安田善巳氏は、オリジナル版では角川ゲームスのトップとしてプロデューサー/ディレクターを務め、グラスホッパー・マニファクチュアと共同開発。須田氏は、ゲームデザインや制作物の監修などをおこなうエグゼクティブディレクターとしてプロジェクトを支えた。また、映画「ザ・スーサイド・スクワッド」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」などで知られるJames Gunn監督はシナリオを担当している。
【UPDATE 2022/7/6 15:35】
James Gunn監督の代表作を変更

オリジナル版は人気を博しミリオンセラーとなった。ただ、それから時が経ち、現行ゲーム機でプレイできない状況が続いている。そこで、角川ゲームスから一部事業を承継して設立されたドラガミゲームスが、『ロリポップチェーンソー』の知的財産権を取得。今年7月5日にリメイク版の制作を発表した(関連記事)。

『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』の制作は、安田氏をはじめとするオリジナル版の開発スタッフと、ドラガミゲームスの開発スタッフが担当すると発表されていた。ただ、そのオリジナル版の開発スタッフに、須田氏やGunn氏も含まれているのかどうかについては明らかにされていなかった。

そして、その点について言及した記事を目にしたGunn氏が、本作には自身も須田氏も関わっていないとツイート。リメイク版の存在については、数週間前に須田氏から聞かされたのみだそうだ。その後須田氏も、グラスホッパー・マニファクチュアは本作の開発やその他について、何も関与していないとコメントした。

Gunn氏は、本作のことは何も知らないが、自身の立場を明らかにしておいた方が良いだろうと考えて声明を出したそうだ。またこうした状況について、特に否定的にも肯定的にも思っていないとも述べている。


なお本作は、リマスターではなくリメイクとなり、オリジナル版とは一部異なる要素が存在することが予告されている。BGMの版権曲が一部差し替えられるほか、CGは現行のハイエンドゲーム機のマシンパワーを使って描くことから、よりリアルなテイストへシフトする可能性があるとのこと。

『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』は2023年発売予定。対応プラットフォームなどを含む本作の詳細は、今後発表される。



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