ホラーゲーム『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』本日発売。前評判好調、選択によって変化する186の結末

 

パブリッシャーの2Kは6月10日、『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。

『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』は、『Until Dawn -惨劇の山荘-』などで知られるSupermassive Gamesが手がけるティーンホラーゲームだ。プレイヤーの選択によって変化する、手に汗握るストーリーが楽しめる。最新のフェイシャルキャプチャー技術により、映画「スクリーム」シリーズのデヴィッド・アークエットや、「エイリアン」のランス・ヘンリクセンなど、ハリウッドで活躍する豪華キャストが出演。日本語吹替にも対応する。


本作の舞台となるのは、とあるサマーキャンプ最後の夜だ。暗闇が辺りを包みはじめるなか、ハケット採石場のキャンプカウンセラーたちは、別れのパーティーを開こうと思い立つ。キャンプ場に残されたのは自分たちだけであり、彼らを縛る規則はもうない。しかし、事態は思いがけない方向へと向かうことになる。

本作にてプレイヤーは、9人いるキャンプカウンセラーの1人となる。そして、血生臭いハンターたちや、それ以上に恐ろしい「何か」に追われることになる。先の読めない恐怖の一夜のなかで、友だち同士の悪ふざけやひと夏の恋心は、やがて生死を分ける選択へと変貌していく。思いもよらない選択を迫られる重圧のなかで、若者たちの関係は時に深まり、時に崩れ去る。


「秘密の扉の向こうを確かめてみるか?」「森から聞こえてくる叫び声の正体を調べるか?」「友のために命を懸けるか、逃げて生き延びるか?」といったプレイヤーにもたらされる大小さまざまな選択。そのすべてがストーリーに、そして結末に影響をあたえていく。はたして、最後まで生き延びるのは誰なのか。

分岐を経てプレイヤーがたどり着くことになるエンディングは、186種類にも及ぶという(関連記事)。どのキャラクターが生き残るか死ぬかといった違いだけでない、非常にバリエーション豊かな結末が用意されているとのこと。多様な分岐とエンディングをもつ本作は、リプレイ性も高そうだ。


また、本作には、最大7人のフレンドと一緒にプレイできるオンラインモードが用意されている。招待されたプレイヤーは、ゲームを見ながら重要な選択が必要な場面で投票に参加して、全員の意見でストーリーを形作ることができる。さらに、各プレイヤーがそれぞれ違うキャラクターを担当してその行動を決定する、パーティータイプのオフライン協力プレイモードも収録される。

このほか、本作のあらゆるプレイ要素は難易度を調整可能だ。また、ゲームプレイをすることなく、本作を“手に汗握るホラー映画”として鑑賞できる「ムービーモード」も用意されている。


本作の評価はというと、レビュー集積サイトMetacriticでのPC版のメタスコアは80と高評価。各メディアレビューによると、探索パートの視点の悪さや緊張感を削ぐQTEなどにやや不満を感じる声があるものの、捻りのある展開を見せるストーリーなどが好評を受けている。変化するストーリーによって、プレイヤーの選択に緊張感がもたらされている点も評価されているようだ。

『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに本日発売。ストアページ表記によれば、Steamでは日本時間15時ごろよりプレイ可能となる予定だ。