『FF』の父・坂口博信氏が、『FF14』内に「SQUARE(スクウェア)」を設立。かつてと同じく、ゲームの中でも副社長に


ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)内で、『FF』シリーズの生みの親である坂口博信氏がフリーカンパニーを結成したようだ。その名もずばり「SQUARE」で、略称は「SQ」。坂口氏のフリーカンパニー内での役職は「副社長」で、かつてスクウェアの副社長を務めた人物が『FF14』内でも同役職で「SQUARE」に関わることになったようだ。


『FF』シリーズの生みの親である坂口氏は2021年10月、『FF14』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏との対談を機に本作のプレイを開始。すさまじい勢いでメインストーリーを攻略する様子や(関連記事)、ゲーム内で独自アパレルブランド「sakaGUCCI」を立ち上げる(関連記事)など、プライベートで『FF14』にどっぷりとハマる様子が話題となっていた。プレイ開始から半年以上が経過しても熱は冷めていないようで、Twitterには高難易度コンテンツである「万魔殿パンデモニウム零式:辺獄編」を踏破し、「絶竜詩戦争」にも突入している様子が投稿されている。

フリーカンパニーとは、『FF14』のゲーム内でプレイヤーたちによって作られるギルドのことである。フリーカンパニー用の土地を購入してハウジングをしたり、専用のチャットチャンネルでおしゃべりを楽しんだりすることが可能だ。フリーカンパニーを象徴する紋章を作成することも可能で、今回坂口氏が結成したフリーカンパニー「SQUARE」では旧スクウェアのロゴの「A」の部分をモチーフに、『FF1』のロゴカラーである青色の紋章が掲げられている。


筆者が面白いと感じたのは、坂口氏の役職が「副社長」であることだ。フリーカンパニーではマスターやサブマスターなど権限に応じた役職を定めることができ、役職名は自由に設定できる。かつてスクウェアの副社長を務めた坂口氏は、フリーカンパニー「SQUARE」でもその歴史をなぞり、再び副社長としてフリーカンパニーに関わっていくようだ。なお、「SQUARE」は加入申請を受け付けていないため、坂口氏とゲーム内で関わりのないプレイヤーが加入することは難しそうだ。

『FF14』を心から楽しみ、プレイの様子が何かと話題となる『FF』シリーズの父こと坂口博信氏。新たにフリーカンパニー「SQUARE」を結成し、MMORPGならではの人との関わりを楽しんでいるようだ。シリーズの生みの親でありながら、一人のプレイヤーとして本作を楽しむ坂口氏のエオルゼア生活から今後も目が離せない。

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