部室制圧RTS『からぱりうぉーず』Steamにて5月27日無料配信へ。VRChatで活動する実在の集団を題材にした、ニッチで可愛い戦い

国内の個人ゲーム開発者こおりみず氏は5月26日、『からぱりうぉーず』の早期アクセス配信を5月27日に開始すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/BOOTH)で、価格は無料。一部有料のダウンロードコンテンツが用意されている。

国内の個人ゲーム開発者こおりみず氏は5月26日、『からぱりうぉーず』の早期アクセス配信を5月27日に開始すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/BOOTH)で、価格は無料。一部有料のダウンロードコンテンツが用意されている。

『からぱりうぉーず』は、VRプラットフォーム「VRChat」で活動中の集団「Colorful Party」を題材とした、RTSである。本作の舞台は、バーチャル幼小中高一貫校の「からふるぱーてぃー!」だ。同校では、みんなで遊ぶゲーム部、通話しながら創作活動を進めるさぎょう部、日々新しい美味しさを求めるびしょく部、みんなをまとめるせいとかいなど、さまざまな活動がおこなわれていた。しかし部活動が増えすぎたために、部活動同士の覇権争いが発生してしまう。プレイヤーは争いを終わらせるため、戦いに参加。いずれかの部を勝利にさせ、戦いを収束に導く。


本作では、ゲーム開始時に操作する部活を選択。各ユニットを操作して、ほかの部活に所属するユニットの殲滅と、全部室を確保することが目標となる。本作には、実際にVR空間で活動する人たち60名以上がユニットとして登場しており、それぞれタイプやステータスの違いなどが設けられている。タイプは4種類。じょうねつ値の最大値が上がりやすく、トレーニング効率の高いじょうねつ型。バトルでの与ダメージが高く被ダメージが低いぱわー型。アクションを素早く完了させられるすばやさ型。部室整備と広報活動で増える値が多いかしこさ型となっている。覇権を巡る争いでは、ユニットのじょうねつが尽きると、そのユニットは退部してしまうほか、レベルやトレーニング値といった要素が存在する。戦略にあわせて部活動を選択することで、争いを有利に進められるという。

また争いが終わった際には、がんばったユニットにがんばりポイントが与えられ、ユニットが成長する。特殊効果を持った装備アイテムによって、ユニットのカスタマイズも可能になっている。そのほか要素としては、本作には複数の難易度が搭載。誰でもクリア可能なイージーから、初期時点ではクリア不可能を謳うアルティメットまで、6段階の難易度が待ち受けているそうだ。ニッチな題材のキャラクターたちにより、戦略が勝敗を分けるゲームプレイが展開されるのだろう。


本作を手がけているのは、国内の個人開発者こおりみず氏だ。ゲームプログラム好きな社会人だという同氏はこれまでに、BOOTHにて自作の3Dモデルやシェーダーなどをリリースしている。本作の題材であるColorful Partyの公式サイトによれば、同氏もColorful Partyに所属するメンバーの1人。本作の開発にあたっても、同氏を中心にColorful Partyのメンバーで楽しく制作が進められてきたという。

本作では、一部がまだ開発中であるため、リリース時点では早期アクセスとしてゲームが配信される。早期アクセス配信の期間は1か月から2か月程度。期間中には、難易度や要素の追加、英語/韓国語/中国語(簡体字)への対応が予定されている。バランス調整や要望など、ユーザーからのフィードバックも求められているそうだ。また本作は、正式リリース後も価格は無料のまま配信される。プレスリリースによると、有料DLCとしてオリジナルキャラクターの作成機能が配信予定。顔/肌/髪などの多彩なパーツの組み合わせによって、幅広い見た目のキャラクターが作成できるという。

からぱりうぉーず』は5月27日に、PC(Steam/BOOTH)向けに無料配信予定だ。



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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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