シネマティックADV『fault – StP – LIGHTKRAVTE』Steamにて5月28日配信へ。平和なルゼンハイドを描く、「fault」シリーズの前日譚
国内パブリッシャーのPhoenixxは5月14日、『fault – StP – LIGHTKRAVTE』を正式発表した。5月28日にPC(Steam)向けに配信予定。通常価格は税込1780円で、配信時には15%オフのローンチセールが実施される。また、発表にあわせてティザームービーおよびSteamストアページも公開されている。
『fault – StP – LIGHTKRAVTE』は、「fault」シリーズの前日譚を描く、オムニバス形式の一篇だ。「fault」シリーズは、インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEが「少年漫画を少女達でやる青年漫画調の冒険譚」をコンセプトに手がける、ノベルADVである。舞台はマナクラフト文明と呼ばれる、マナを使った技術が発達した世界。メインキャラクターの1人リトナは、マナクラフト文明の中核であるルゼンハイド国で、姫のガーディアンを務めていた。
ある日、謎の敵によりルゼンハイド城が襲撃される。リトナは、セルフィーネ姫を守って敵と交戦するが、戦況は好転しない。そこで、リトナは最後の手段として瞬間移動系のマナクラフトを発動。長距離の瞬間移動によって城から脱出し、安全なシェルターに移動できるはずだったが、なぜかたどり着いたのは、マナの薄い星の裏側だった。未知の敵との戦いやマナの薄い地域での活動など、リトナとセルフィーネの前途多難な旅路が描かれる。「fault」シリーズとしては、現在2章の上編『fault – milestone two 上』までが配信中。続編の『fault – milestone two 下』は、一時は2021年秋にリリース予定とされていたが、延期となっている。
今回発表された『fault – StP – LIGHTKRAVTE』では、王都が陥落する前の平和なルゼンハイドを舞台に、ストーリーが展開される。主人公は、一般市民の少年カージ。「平凡で凡庸で究極の一般市民」だというカージを中心に、リトナやセルフィーネも登場し、在りし日のルゼンハイドが描かれるようだ。
またStPとは、SILENCE THE PEDANTの略称である。ALICE IN DISSONANCEは、過去にシリーズの前日譚として『fault SILENCE THE PEDANT』を発表。2021年に開発の一時凍結が発表されていたが、オムニバス形式の作品に生まれ変わったのだろう。プレスリリースによると「SILENCE THE PEDANT」シリーズは、「fault」のメインシリーズ「milestone」と並行して開発が進められており、平和なルゼンハイドでさまざまな物語が展開されていくそうだ。
『fault – StP – LIGHTKRAVTE』は、5月28日にPC(Steam)向けに通常価格税込1780円で配信予定。リリース時には、15%オフのローンチセールも実施される。また「fault」シリーズは、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam/DLsite/DMM Games)で配信中だ。
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