国内のゲーム開発レーベルNOVECT(ノベクト)は5月13日、「プロジェクトコード名 “M”(仮題)」を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch/PC。発表にあわせて、ティザーサイトおよびPVも公開されている。
「プロジェクトコード名 “M”」は、殺人鬼と探偵の視点から殺人事件を描く、「殺し、解く 推理アドベンチャー」ゲームである。本作の舞台は、現代日本の東京下町だ。プレイヤーは、死体処理業者で探偵の主人公と共に、浅草や吉原などを探索。探偵パートでは、各所を移動しながら調査や聞き込みを実施し、下町で起こっている連続殺人事件の解決を目指すことになる。
ここまでは一般的な推理アドベンチャーのようであるが、本作にはもう一つ、殺人パートが存在している。殺人パートでは、プレイヤーが殺人犯となり、完全犯罪を計画。遺書の偽装や遠隔密室殺人など、あらゆる手段で完全犯罪を実行する、特殊なゲームプレイが展開されるそうだ。登場人物としては、20名以上の個性的なキャラクターたちが登場し、日本の裏社会を含むダークサイドも描かれる。プレスリリースによると、サスペンスとしての刺激的な展開と、ミステリーとしての謎を解く快感が体験できるように、開発が進められているそうだ。
本作を手がけているのは、国内のゲーム開発レーベルNOVECTである。NOVECTは、長年Novectacle(ノベクタクル)として活動してきた、作家縹けいか氏を中心としたレーベルの新名義だ。新たな方向へ進んで行くをテーマに名称が決定され、2022年3月に名義の変更が発表された。Novectacleとしては、ビジュアルノベルゲーム『ファタモルガーナの館(The House in Fata Morgana)』をリリース。Steam版では2200件以上のユーザーレビューの内、96%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得するなど、過去作ではユーザーから高い支持を集めている。そんなNOVECTの新作ということもあり、「プロジェクトコード名 “M”」でもストーリーに期待したいところだ。
「プロジェクトコード名 “M”」は、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC向けに開発中。また音楽家である堤裕介氏と歌手tetem.氏が、本作のオープニングテーマ「屠所の羊」を制作。同楽曲が、5月13日より各ストリーミングサービスにて配信開始されている。
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