『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』PC向けにフリーゲームとして公開。ボールを投げてマッチョを救出する
国内のゲーム開発者ただすめん氏は5月6日、『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』をPC向けに公開した。同氏のBOOTHにて無料でダウンロード可能。投げ銭用に300円での配信もおこなわれている。
『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』は、いつか学校で見たかもしれない、体育館の天井に挟まってしまったマッチョボールをぶつけて助ける、“新感覚シューティングゲーム”だ。本作ではゲームを開始すると、体育館の天井付近にある梁の上に、たくさんのマッチョが挟まっている。半裸のマッチョたちが、なぜ体育館の天井に挟まっているのかはわからない。しかし、本作の目的はマッチョたちの救出であるため、プレイヤーはバレーボール型のマッチョ救助用特殊ボールをぶつけて衝撃を与え、彼らを天井から落下させる。体育館の天井にボールが挟まってしまった時のような、奇妙なマッチョの救出劇が繰り広げられる。
プレイヤーは体育館内を自由に歩き回り、好きな位置と角度からマッチョ救助ボールを投擲する。投げたボールが挟まったマッチョに当たると、ボールの衝撃がマッチョに伝わり、彼らが地面に着地できれば救出成功。上手くボールを当てたり、何度もボールをぶつけたりすることで、マッチョを助けるわけだ。ゲーム開始時点で、マッチョ救助ボールは一度に15個まで所持でき、体育館中央にあるボールの入ったカゴから補充可能。天井にはマッチョ以外にも、爆発するタイプのマッチョ球場用特殊ボールも挟まっており、手に入れてぶつけると通常のボールより強い衝撃が与えられる。
また体育館内でマッチョを救出していると、時折ゲーミングマッチョやメタルマッチョを含め、色違いのマッチョが登場。たとえばゲーミングマッチョを助けると、感動的な雰囲気のBGMが流れ、ボールが七色に輝くなど、体育館と筋肉にちょっとした演出が添えられる。
ゲームモードとしては、時間無制限でマッチョを助ける「レスキュー」と、マッチョ10人を急いで救出する「チャレンジ」の2種類がある。色違いのマッチョを助けるなど、ゲーム内で条件を達成するとエンディングにたどり着けるそうだ。放課後の部活動や授業中、天井に挟まってしまったボールを救出しようとした体験に似た、勢いのある体験が本作の特徴だろう。人によっては、ありもしないノスタルジーが感じられるかもしれない。
本作を開発したのは、国内のゲーム開発者ただすめん氏だ。同氏は過去作として、ホラーゲーム『PIEN-ぴえん-』とその関連作や、寿司を食べまくる3Dアクション『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』などを、フリーゲームとしてリリースしている。同氏のツイートによると、本作は同氏が現在開発中の「ペンライトの応援で除霊する新種のホラーゲーム」の制作過程で生まれたという。さらなる新作にも期待したいところだ。
『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』は、BOOTHにてPC向けにフリーゲームとして配信中。投げ銭用に、300円での配信もおこなわれている。
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