『メルティブラッド:タイプルミナ』DLC第2弾が4月14日に無料配信。聖堂教会の司祭代行マーリオゥと、完全武装シエルが登場
Project LUMINAは4月10日、『メルティブラッド:タイプルミナ(MELTY BLOOD: TYPE LUMINA)』の最新情報を発表した。追加DLC第2弾が4月14日に配信。新プレイアブルキャラクターとして、完全武装シエルおよびマーリオゥ・ジャッロ・ベスティーノ(以下、マーリオゥ)が登場する。2021年10月時点で4体キャラクター追加が発表されていたが、今回の情報により出揃ったこととなる。
『メルティブラッド:タイプルミナ』は、『月姫』の世界観をベースに描かれてきた2D対戦格闘ゲームシリーズ『メルティブラッド』の新作だ。本作では、ベースが『月姫』のリメイク版『月姫 -A piece of blue glass moon-』へと変更。世界観の一新にあわせて、バトルシステムやビジュアルも刷新されており、総耶市を舞台とした新たな戦いが描かれる。バトルシステムとしては、連打でもコンボが繋がるラピッドビートシステムや、相殺判定の強力なムーンスキルなどが搭載。原作者奈須きのこ氏が執筆した、キャラクターごとのストーリーも用意されている。
完全武装シエルは、1000年クラスの聖遺物「第七聖典」を常時励起させて戦うシエルだ。異端殲滅用の概念武装「第七聖典」を分解し、それぞれ個別の死因として武装。焼死/出血死/衝突死を象徴する武装を多く用い、魔術によって腕力を強化している。旧『月姫』および『メルティブラッド』シリーズでは、第七聖典は転生批判のパイルバンカー型概念礼装だった。今作では設定変更により、パイルバンカーに加えて銃や大剣など、第七聖典を換装した武装も使用可能になっているわけだ。ストーリーでは本編の重要なシーンにおける、もうひとつの可能性の物語が描かれるという。
プレイアブルキャラクターとしての完全武装シエルは、第七聖典を換装した武装や、魔術による雷霆で相手を制圧しながら攻め込むパワータイプのキャラクターだ。牽制技としては、大剣を振り回して広範囲を攻撃する「第七聖典・出血死」や、銃弾で敵を制圧する「第七聖典・焼死」、通常技の地上Cや空中Cなどをもっている。さらにブローバックエッジ版「第七聖典・出血死」では中段属性、ブローバックエッジ版2Cはガード不能属性の攻撃が可能。牽制で固まった相手のガードを揺さぶることで、有利に戦いを進められるという。
また「第七聖典・衝突死」や「第七聖典・出血死」の派生「ブレイドIII」には、モーション中ひるまないスーパーアーマーが付与されており、強引な攻撃ができる。技としては、B版およびEX版で無敵が付与される「シャフトランダー」や、ブローバックエッジ版がガードさせた後有利な「数秘紋・雷霆」も用意されている。ガード不能攻撃やスーパーアーマー付きの攻撃など、第七聖典の多様な攻撃によって、力で押し通るバトルが展開できるそうだ。なおアークドライブは、4つの死因で相手を埋葬する「第七聖典・四因巡礼」。ラストアークは、大魔術「原理断頭台カルヴァリア・ガルガリン」となっている。
マーリオゥは、聖堂教会の若き司祭代行だ。やる気のない者や無能が嫌いで辛辣な一面もあるが、情に厚く義理堅い性格の人物。鍵盤織機(ピアノマシン)によってシスターを操るバトルスタイルや、人を見抜く目や適材を配置する統率力など、2つの人を扱う力から人形使いの異名を持っている。『月姫 -A piece of blue glass moon-』で登場したキャラクターであり、『メルティブラッド』シリーズにも今回が初登場。ストーリーでは、総耶市での調査中の一幕が描かれる。
プレイアブルキャラクターとしてのマーリオゥは、鍵盤織機で操るシスターと自身の素早い体術を組み合わせて戦う、テクニカルなスピードキャラクターだ。必殺技の内、「フェローチェ」では自身の傍を追従するシスターに、横方向への広範囲攻撃をおこなわせる。攻撃を出す直前までシスターは無敵であるため、相手の攻撃に打ち勝ちやすい性質をもつ。EX版では、ヒット時にシスターが自動的に追撃するため、マーリオゥが相手から離れていてもコンボに繋げられるそうだ。
また「舞曲・コッレンテ」では呼び出したシスターに、近接攻撃や武器の投擲をさせる。「舞曲・ポロネーズ」では目の前にシスターを召喚し、相手の攻撃を受け止めさせて反撃する。これらのシスターを召喚する技によって、遠距離戦では先制攻撃が可能。マーリオゥ自身の技には、ガード後に相手の背後へ回る技もあり、シスターの攻撃後とあわせた波状攻撃もできるという。
一方攻め込まれてしまった場合には、基本システムに頼ることになりそうだ。牽制や素早い対空技の「ファンタズマ」、「舞曲・ポロネーズ」による反撃を使いつつ、ハイジャンプやバックステップで距離を取りながらの攻撃が有効とされている。なおラストアークは、大勢のシスターを操る「人間使い」。アークドライブはノエルを操って攻撃する「人形使い」となっており、操られたノエルのコミカルな動作やボイスが用意されているそうだ。
第2弾DLCではステージとして、あるシーンをイメージした「臨界決戦域」と屋上イメージの「営みは下界にありて」が登場。カラーバリエーションおよびカラーバレットが5種類ずつ追加されており、新たな色やカラーカスタマイズのキャラクターが操作できるようになる。また4月14日には、完全武装シエルとマーリオゥのラウンドコールボイスも販売開始予定。価格は、各税込330円となっている。
『メルティブラッド:タイプルミナ』は、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに配信中だ。また第2弾DLCは、日本時間で4月14日15時に無料配信予定。プレイアブルキャラクターの完全武装シエルとマーリオゥ、新ステージ2種類が収録されている。
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