『エルデンリング』のラダーンは溺れる。意外な弱点、カナヅチの星砕き
『エルデンリング』のボスである星砕きラダーンに、新たな弱点が見つかったようだ。とはいえ、用意されたギミックではなく、攻撃の豪快さゆえの不幸な事故と見られる。GamesRadar+が伝えている。本稿にはラダーンにまつわる詳細が含まれるため、閲覧の際は留意されたい。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけたアクションRPGだ。本作に登場するボスは強者や曲者揃い。ストーリーの軸をなすボス・デミゴッドたちは、背景が重厚に描かれ、戦闘でも度肝を抜く必殺技を繰り出してくる。デミゴットたちはキャラが立っていることもあってか、ファンから多大な人気(あるいは恨み)を集めているのだ。なかでも、多くのファンから熱い支持を受ける男が、「星砕きのラダーン」である。
ラダーンはその二つ名の通り、降る星を砕いたとの武勇伝をもつ勇猛な男だ。ステージギミックやボス戦に至る演出も勇壮であり、それらもひっくるめてラダーンを好むファンも多い。また、同ボスはその強さでも知られていた。広範囲・高頻度・高威力の三拍子揃った圧巻の猛攻で、発売直後には多くのプレイヤーたちに悲鳴をあげさせた。しかし、その後のアップデートにて全体的な調整がなされ強さがマイルドに。のちに、不具合であった一部の攻撃威力低下は修正され、在りし日の熾烈さをやや取り戻した。強化や弱体化にはファンたちも一喜一憂し、ラダーンのカリスマ性を示していたのだ。しかし、この大男には意外が弱点があったようだ。泳げないのだ。いわゆるカナヅチなのである。
ラダーンの思わぬ弱点を浮き彫りにしたのが、超高度からの“隕石アタック”だ。夜空の星に紛れるほどの高度まで上昇し、自身を隕石と化してプレイヤーに体当たりする攻撃である。この豪快極まる攻撃はラダーンを象徴する技であり、多くのプレイヤーを葬ったことだろう。しかし悲しいことに、ラダーンはそのまま海中に没してしまう可能性があるようなのだ。この現象については、海外掲示板Redditをはじめとして、国内Twitterなどでもユーザーが報告している。
動画を確認してみると、隕石アタックの際にプレイヤーが水際ギリギリにいると事故が起きやすいようだ。ラダーンが隕石アタックの勢いそのままに、ダイナミック入水している様子がわかる。高空から隕石落下できるなら、水中からも飛び出してきそうなものだ。しかし、ラダーンは愛馬もろともそのまま海の藻屑に。『エルデンリング』の仕様上、落下死となってしまうことは理解できるものの、まるで勇猛極まるデミゴッドが水泳だけできないようなコミカルさも感じられる。ある意味、チャームポイントが増えたともいえそうだ。
ラダーンに限らず、マルギットなど強敵の転落死報告はコミュニティで散見される。敵を倒せるのは嬉しいものの、落下死はやや拍子抜けだろう。また、ラダーンの規格外の隕石アタックが、不幸な“海ポチャ”を招きやすい性質もありそうだ。幸いにも、ラダーンとの戦闘エリアは広大であり、水辺を避けるのは難しくない。戦祭りを心置きなく楽しみたい方は、ちょっと水辺から離れてあげるとよいだろう。
【UPDATE 2022/04/08 21:10】
タイトルおよび本文の「カナヅチ」の表記を修正
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