風変りな挿絵パズル『Cat Museum』が3月18日配信。不思議な猫と一緒に、幻想的で狂気に満ちた博物館の謎に挑む

台湾のデベロッパー751 Gamesは3月11日、『Cat Museum』を3月18日に配信すると発表した。『Cat Museum』は、風変りな挿絵風のグラフィックが印象深いパズルホラーだ。

台湾のデベロッパー751 Gamesは3月11日、謎解きパズルゲーム『Cat Museum』を3月18日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびiOS/Android。本作は日本語に対応する。
 

 
『Cat Museum』は、風変りな挿絵風のグラフィックが印象深いパズルホラーだ。舞台となるのは、人里離れた場所にたたずむ奇妙な博物館。その管理人を引き受けることとなった少年は、とある理由で館内の修復を担うことになる。不吉な館内を彷徨う過程で、謎と狂気が織り交ざるパズルが少年の前に展開。プレイヤーはさまざまなパズルを解き明かしながら、博物館に隠された秘密を探っていく。少年の行く手を阻む正体不明の脅威を乗り越えた先には、一体どのような結末が待ち受けているのだろうか。
 

 

 
博物館内の様相は、この世のものと思えない悪夢のような世界だ。有名な絵画をオマージュしたアートが各所に登場し、幻想的かつ偏執狂的な演出が印象的である。その一方で、パズルの随所にはさまざまな猫が登場。恐ろしい造形でもって少年に襲いかかる猫もいれば、少年の側をついて回ったり、腹を撫でられる可愛らしい猫もいるようで、猫は本作における心のよりどころである印象を受ける。ゲームデザインとしては、アートワークに直接インタラクトを試みるかたちで物語を進めてゆく。抽象的なアートスタイルも相まって、世界観への想像力が膨らむ作りとなっている。

本作を制作したのは、台湾のインディーデベロッパー751 Games(柒伍壹遊戲)。メンバーは平均年齢20代前半という、4人の若年層で構成されている。同チームが過去に手がけたパズルホラー『Life Gallery』は、シュルレアリスム的なアートデザインが特徴であった(関連記事)。『Cat Museum』においてもその印象が継承されており、処女作で確立したアートスタイルを受けついでいる。また同チームのモットーとして「エキセントリックなゲームを作り続ける」という言葉を掲げているようで、フレッシュなメンバーが今後披露するであろうセンスにも期待が高まる。

『Cat Museum』は、PC(Steam)およびiOS/Androidにて3月18日リリース予定。本作は日本語に対応する。また前作である『Life Gallery』は、モバイルにて現在配信中。独特のアートスタイルに興味をもった方は、こちらも合わせてチェックしてみてはいかがだろうか。





※ The English version of this article is available here

Yu Naganeo
Yu Naganeo

野生のグラフィックデザイナー。ゲームをプレイすることを「ゲームを食べる」と言う。

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