『Battlefield 2042』にて「アップデート#3.3」配信開始。普通のスコアボード実装

 

Electronic Arts(以下、EA)は3月8日、『Battlefield 2042』向け新アップデート「アップデート#3.3」を配信開始した。本アップデートにより従来型のスコアボードが実装されたほか、対象者向けのバンドル配布や不具合修正なども盛り込まれている。


『Battlefield 2042』は、マルチプレイFPS『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作。本作は昨年11月19日のリリース後、不具合やパフォーマンス問題が続出。開発元は修正・改善を試みるものの、Steamでのプレイヤー人口やユーザーレビューなどでの評価は低迷が続いている(関連記事)。アップデート#3.3については、当初2月上旬に配信予定とされていたものの、2度にわたる延期を経て今回の配信に至った。

アップデート#3.3では、以前よりユーザーから要望の多かった、従来のシリーズ作品と同様のスコアボードが実装された。今までの本作スコアボードは、表示される内容が限定的だった。新スコアボードにより、各プレイヤーたちのスコアやキル・アシスト・デスなどの情報がわかりやすく確認できる。また、スコアボードは今後ユーザーのフィードバックなどに基づき改善されていく見込みだ。また、一時停止されていたウィークリーミッションについても、本アップデートと同時の配信が予告されていた。ただ、アップデート配信後、筆者がゲーム内で確認した時点ではまだ始まっていないようだった。


また、今回のアップデートに伴い、「ステッドファスト」限定レジェンダリーバンドルも対象者に配布されるとのこと。アップデートから少し遅れるものの、現地時間で本日中、つまり日本時間で3月9日の午前9時までには配布されるそうだ。こちらは、本作シーズン1延期に伴う補償として配布が告知されていた、コスメティックアイテムなどのパックだ。『Battlefield 2042』ゴールドエディション、アルティメットエディション、Year 1 Pass、Year 1 Pass&アルティメットパック・アップグレードの所有者のほか、EA Play Pro加入者を対象に無料配布中だ。

今回のアップデートには不具合の修正も盛り込まれている。コンクエストとブレークスルーモードにおいて、ポイント確保が完了した後も目標確保XPイベントが発生してしまう問題が修正。Xbox One/PlayStation 4版にて敵をテイクダウンしてもキルできない問題のほか、コントローラーやキーバインドにまつわる不具合も修正されている。詳細については、アップデート#3.3パッチノートを参照されたい。

今回のアップデートは前述の通り2回にわたり延期されており、ユーザーを長らく待たせてのリリースとなった。しかしながら、スコアボードという目玉機能の実装もあるものの、不具合の修正など含め全体的なボリュームは少ない印象だ。若干の“期待はずれ感”も否めないこのアップデートは、一体どのようにユーザーたちに受け止められるのだろうか。