百合ビジュアルノベル『嘘から始まる恋の夏』PC向けに発表、2022年内リリースへ。夏と青春をテーマにした、3人の女子高生の物語
国内のゲーム制作チームLYCORISは2月28日、『嘘から始まる恋の夏』を発表した。対応プラットフォームはPCで、2022年内リリース予定。発表にあわせて、ティザーサイトおよびティザームービーも公開されている。
『嘘から始まる恋の夏』は、LYCORISが制作中の青春百合ビジュアルノベルゲームである。本作の舞台は夏。主人公の橘薫は、高校2年生の少女だ。橘薫は、中学の時に担任の教師を好きになってしまい、何度振られても諦められずにいた。しかし、高校2年夏の出会いをきっかけに、心境が変化。夏と青春と百合をテーマに、3人の女子高生による爽やかなストーリーが描かれる。
本作はビジュアルノベルである。詳細は明かされていないものの、主人公の橘薫と、ティザームービーで名前が登場した栞里という少女、この2人を含む物語がテキストと立ち絵やCGによって描かれるのだろう。またプレスリリースによると、本作はフルボイスに対応予定となっている。現在公開されている範囲では主人公橘薫の声を、声優の小市眞琴さんが担当。小市眞琴さんは、これまでに『モンスターハンター:ワールド』の受付嬢や『アイドルマスターシンデレラガールズ』の結城晴の声などを務めている。
本作を制作しているLYCORISは、イラストレーターの塩こうじ氏と、シナリオライターのAkeo(あけお)氏によるゲーム制作チームだ。2019年5月までサークル「あいうえおカンパニー(aiueoKompany)」として活動。過去作としては、アクアリウムホラーADV『しずくのおと – fall into poison -』やサスペンスビジュアルノベル『Fatal Twelve』、学園超能力バトルノベル『PROGRESS』シリーズなどを制作してきた。『Fatal Twelve』Steam版では、570件以上のユーザーレビューの内、95%以上の好評によりステータス「圧倒的に好評」を獲得。プレイヤーからは、キャラクターたちの心情が変化していく人間ドラマや、読みやすいテキスト、物語の面白さなどにより評価を集めているようだ。なお『Fatal Twelve』は、PlayStation 4/Nintendo Switch版も発売されている。
また本作『嘘から始まる恋の夏』では、過去作と変わらずシナリオをあけお氏、ほとんどのイラストを塩こうじ氏が担当している(pixivFANBOX)。本作についてプレスリリースでは、「夏、青春、そしてエモみをたくさん盛り込んだ全年齢対象の百合ビジュアルノベル」と説明されており、過去作とジャンルは異なるものの、作品のクオリティには期待できそうだ。
『嘘から始まる恋の夏』は、PC向けに2022年リリース予定。Sekai Projectから、海外向けにも展開予定とされている。また、本作のクラウドファンディングも実施予定であるそうだ。
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