マルチプレイ・ハグゲーム『ハグゲーム』無料公開。世界中の人と熱いハグが可能

HIHAHEHO Studioは2月22日、無料ブラウザゲームである『ハグゲーム』をリリースした。『ハグゲーム』は、ハグのためだけに物理演算された空間で、さまざまなハグを繰り広げるゲーム。PCのほか、スマートフォンからでも手軽に遊ぶことが可能。

アートスタジオであるHIHAHEHO Studioは2月22日、無料ブラウザゲームである『ハグゲーム』をリリースした。『ハグゲーム』は、ハグのためだけに物理演算された空間で、さまざまなハグを繰り広げるゲーム。PCのほか、スマートフォンからでも手軽に遊ぶことが可能。公開初日からTwitterを中心に、開発者の予想を超える盛り上がりを見せているようだ。

『ハグゲーム』の操作はいたって簡単。プレイヤーが操作するのは手前のオレンジ色のキャラクターの両腕のみだ。肘と肩の関節をうまく動かして、相手に熱いハグをしよう。キーボードではWASDおよびIJKLキー、スマートフォンでは左右2本の指を使って操作できる。

操作はシンプルながら腕の関節は可動域が広いため、意外にも奥が深い。ラリアットに見えるようなハグや、チョークスリーパーのようなハグなど、さまざまな”ハグ”を楽しめるゲームだ。


ブラウザから手軽にプレイできるゲームなので、筆者もさっそく遊んでみた。まずは半透明の練習台にハグ練習をしながらマッチングを待つ。数十秒でマッチングしたあとは、お互い手探り状態のハグで挨拶。ただこのゲーム、どちらかが満足して退出するまで終わることがないため、ここからが真のハグゲームとなる。


はじめはお互いさぐりさぐり腕を動かして遊んでいたが、徐々にヒートアップ。どうやら相手はスマートフォンでプレイしているらしく、こちらよりすばやい動きで”ハグ”が炸裂する。こちらもいろいろ試していると、物理演算が荒ぶりはじめた。凄まじい勢いではたきあうようなハグが始まる。ただ、まったく暴力的ではなく、コミカルな動きに笑えるものだ。


収拾がつかなくなったのでこちらが両手を上げると、相手も察してくれたようで”ハグ”の応酬はストップ。最後にもう一度熱いハグを交わしてお別れとなった。


『ハグゲーム』はこちらのサイトからプレイ可能。開発を手掛けたHIHAHEHO Studioは2名という小規模なスタジオだが、ゲーム内のマッチングも早く快適に遊べるタイトルとなっていた。シンプルなゲームながら、腕の動きの多彩さと物理エンジンによるシュールさで何度遊んでも楽しむことができそうだ。なお2022年2月22日というリリース日には“2人”のハグの日という想いが込められているとのこと。

気楽なハグのコミュニケーションは、対戦ゲームに疲れた人にも ピッタリかもしれない。また、本作ではランダムマッチのほかに、招待リンクを使って特定の相手と遊ぶこともできる。知り合いを突然誘ってみるもよし、通話をしながら遊ぶのもよし、思い思いの方法でハグを楽しんでほしい。




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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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