Indie-us Gamesは2月19日、『TrinityS』の体験版を公開した。Steamのストアページからダウンロード可能。体験版には、2ステージ分が収録されており、オンラインマルチやAIとの協力で本作がプレイできる。なお体験版はスキル説明文などがデフォルトで英語になっているが、オプションから日本語への切り替えが可能。製品版でも、もちろん日本語字幕に対応予定だ。
【UPDATE 2022/2/21 11:30】
体験版が日本語に切り替え可能であることを追記。またスキルなどの記述も調整
『TrinityS』は、タンク/ヒーラー/DPSの3人で協力してボスと戦う、見下ろし視点のアクションゲームだ。本作の主人公は、3人の冒険者である。タンク役として味方を守って戦う、情熱的な熱い男グレイ。魔法攻撃で敵にダメージを与える、孤高の魔法使いエミール。ヒーラーとして味方の体力を支える、村の巫女ベル。本作の世界では魔獣の出現や天候不順など、エレメントのもたらす災いが発生しつつあった。主人公たちは辺境の地で暮らしていたが、世界の異変を感じ取り旅に出発。力を合わせ、強大なボスたちと戦うことになる。
冒険者たちは、それぞれの役割に応じた、パッシブスキルと3つのスキルが用意されている。具体的には、パーティーの盾役であるグレイは、止まっているとダメージを軽減するパッシブや、敵に狙われやすくなり固くなるスキル群持ち。ヒーラーであるベルは、立ち止まっていると味方を回復するパッシブと、HPが回復するエリアを発生させる回復魔法などが使用できる。エミールは、与えるダメージを増加させるパッシブを持つ。プレイヤーは、3人の冒険者の内いずれか1名を操作。それぞれが役割を果たし、ボスの攻略を目指す。
体験版には、2ステージ分が収録されている。そのうち1ステージ目では、周囲を溶岩に囲まれた小さなフィールド上で、岩のようなボスと対峙する。1ステージ目のボスは、各プレイヤーの位置を対象とした円形の攻撃や、直線の広範囲攻撃など、事前予告つきの範囲攻撃を多数展開。いずれも当たると大ダメージを負ってしまうほか、対処を誤ると全滅するギミックも存在している。『ファイナルファンタジーXIV』などのMMORPG風の、緊張感のあるボス戦が本作の特徴だろう。
また戦闘中、ギミック回避のため移動が多くなりがちであるが、本作にはヒーラーの回復エリアや止まっていると効果を発揮するパッシブスキルなど、動かないことで効果を発揮するスキルが存在している。攻略において、ギミックにしっかり対応しながら、いかに移動を減らせるかが重要になる。ボスの攻略後にはスキルが手に入り、スキルのカスタマイズも可能になるそうだ。プレイ形式としては、フレンド2人とのオンラインマルチプレイ、クイックマッチ機能による誰かとの協力、AI2人と協力するソロプレイに対応している。
本作を開発しているIndie-us Gamesは、Unreal Engine 4を扱う大阪の企業である。ゲームエンジンUnreal Engine4のプロフェッショナルとして、『SCARLET NEXUS』や「ガールズアンドパンツァー 最終章 第2話」など、多数の作品に協力。本作は同エンジンを採用した、同社にとって初のオリジナルタイトルとなる。
『TrinityS』の体験版はSteamにて配信中。2022年春には、早期アクセス配信が開始予定となっている。
※ The English version of this article is available here