対戦格闘ゲーム『BBTAG』ロールバックネットコード対応へ。Steamでは、2月24日からパブリックテスト開催
アークシステムワークスは2月18日、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(以下、BBTAG)』のロールバックネットコード対応アップデートを2022年4月に配信すると発表した。対象は、PlayStation 4およびPC(Steam)版。Steam版では、日本時間で2月24日午前8時よりパブリックテストが実施予定。PlayStation 版よりもひと足早くロールバックネットコードによるオンライン対戦が体験できる。
ロールバックネットコードは、遅延を感じづらい状態でのオンライン対戦が実現可能な技術だ。従来のディレイベースのオンライン対戦では、通信による遅延をディレイによって解決している。ネットワークを通じて、互いの操作入力が届くまでの遅延に対し、操作に数フレームの間を取ることで対戦を成り立たせている。そのため、対戦相手との距離や回線の状況に応じて、ディレイが生じたり、操作遅延が不安定になったりするわけだ。
一方ロールバックネットコードでは、入力予測を元にした画面表示と再計算によって、遅延を感じづらく安定した操作を実現されている。アークシステムワークスのタイトルでは、旧作『GUILTY GEAR XX ΛCORE PLUS R』での導入を皮切りに、2021年リリースの『GUILTY GEAR -STRIVE-』で対応。2021年12月には『BLAZBLUE CENTRALFICTION』でのパブリックテストが開始されるなど、オンライン対戦環境の整備が進められてきた。
本作『BBTAG』のPlayStation 4/PC(Steam)版でも、アップデート後はロールバックネットコードによる対戦が可能になるわけだ。まずはSteam版を対象に、日本時間で2月24日8時よりパブリックテストが実施される。テストにはSteam版『BBTAG』を持っていれば誰でも参加可能。ロールバックネットコードへのアップデートにより、遅延が軽減され、離れた地域のプレイヤーとも今まで以上に快適な対戦が実現されるそうだ。
また『BBTAG』は、アークシステムワークスが開発し、2018年にPlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売された2D対戦格闘ゲームだ。『BLAZBLUE』シリーズに加えて、『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』『UNDER NIGHT IN-BIRTH』「RWBY」などから、50体以上がプレイアブルキャラクターとして登場。プレイヤーは、7作品のキャラクターから自由に2人を選択し、2対2のタッグバトルを繰り広げていく。システム面では、タッグによるサポート攻撃や、コンボがボタン連打で繋がる仕組みなどが用意されている。キャラクター性能もそれぞれ高く、手軽に派手な戦いが展開できる点が、特徴の一つだろう。また2019年11月には、バージョン2.0へのアップデートが実施。パワーアップ状態で味方と交代するクロスレイドや、キャラクターが倒されたあと入場を遅らせるディレイダウン入場などが追加されている。
『BBTAG』でのロールバックネットコード対応アップデートは、PlayStation 4/PC(Steam)版を対象に4月配信予定。Steam版では、2月24日午前8時から誰でも参加可能なパブリックテストが実施予定だ。
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