『Apex Legends』新シーズンでコースティックとクリプトが調整、開発者が明かす。RE-45もハンマーポイント弾で強化

今月2月9日に新シーズン「デファイアンス」が開幕する『Apex Legends』。メディア向けオンライン説明会で発表された内容にもとづき、本稿では『Apex Legends』シーズン12についての最新情報をお届けしていく。

今月2月9日に新シーズン「デファイアンス」が開幕する『Apex Legends』。昨日ゲームプレイトレイラーが公開されたばかりだ(関連記事)。シーズン12の配信日が迫るなか、このたび弊誌はElectronic Artsよりメディア向けオンライン説明会に招待していただいた。そこで発表された内容にもとづき、本稿ではシーズン12についての最新情報をお届けしていく。
 

 
まず紹介されたのはオリンパスの変化について。今回の改変はオリンパスにとって過去最大級のものとなるそうだ。もっとも注目したいのは盆栽プラザと水耕施設のあいだに出現した巨大なエリア、フェーズドライバー。周辺に人気エリアが密集しているうえ、離れたエリア間をテレポート可能なフェーズランナーまでつながっている。オリンパスの新たな激戦区となることはまず間違いないだろう。
 

 
マップの南部にはさらに新エリアとしてターミナルが追加されている。ここはハモンド研究所と盆栽プラザをつないでいて、むきだしになったフェーズランナーのチューブが特徴的なエリアだ。マップの中心と外側の人気エリアを結びつけることで、プレイヤーに流動的な戦闘をおこなわせる意図があるとのこと。そのほか、グロータワーなど既存のエリアにもさまざまな変化が加わっているらしいので、楽しみにしておいてほしい。
 

 
つぎに紹介されたのはコントロールモードについて。コントロールはシーズン開幕から3週間限定で開催されるゲームモードだ。9対9のチーム戦で、コントロールポイントと呼ばれる拠点を奪い合う。何度でもリスポーン可能で、弾薬も無制限となる。拠点の制圧時間に応じてプレイヤーとチームにスコアが追加され、先に規定のスコアを獲得したチームが勝利する。さらに、スコアに応じてプレイヤーのレーティングが上がっていき、さまざまな恩恵を受けることができるようだ。具体的には、アルティメットアビリティのチャージ時間が短縮される、武器のアタッチメントが強化される、など。

撃ち負けてもすぐさまリスポーンし、戦闘が継続するコントロールモード。テンポのよさを楽しめるだけでなく、効率のいい撃ち合い練習にもなるはずだ。弾薬を気にする必要もないので、今シーズンから本作を遊びはじめる人や、ひさしぶりに復帰したい人にとってもピッタリのゲームモードではないだろうか。
 

 
つづいては、バランスアップデートについて紹介された内容を掲載する。もちろん正式なパッチノートではないので、アップデート内容を網羅しているわけではない。シーズン開始までに変更される可能性がある点にも注意していただきたい。
 

レジェンド

 
・コースティック
発動後のNoxガストラップが破壊可能になる。これにより、ガストラップが一部のエリアでランパートの増幅バリケード以上に堅固な守りを発揮することはなくなる。

・クリプト
スパイドローン中のHUD画面にもミニマップやキルログ、チームメイトのステータスなどが表示される。また、ドローンを放り投げて展開することが可能となる。
 

 
武器アタッチメント

 
・キネティックフィーダー
ピースキーパーとトリプルテイクに装着可能な新アタッチメント。弾薬を自動的にリロードし、スライディング中にチョーク時間を短縮する。

・ハンマーポイント弾
モザンビーク・P2020にくわえて、今シーズンではRE-45にも装着可能となる。効果は以前とおなじく、シールドを持たない敵へのダメージが上昇するというもの。

・シャッターキャップ
従来通りボセックボウ・30-30リピーターに装着可能。射撃モード変更の必要がなくなり、腰撃ち中は自動的に散弾が発射される。
 

 
武器

・フラットライン
基本ダメージが減少19→18。レプリケーターにてクラフト可能に。

・ロングボウ
レプリケーターにてクラフト可能に。

・トリプルテイク
基本ダメージが減少23→21。キネティックフィーダーを装着可能に。

・オルタネーター
ケアパッケージ武器から通常武器に。ディスラプター弾は出現しない。

・ボルト
通常武器からケアパッケージ武器に。基本ダメージが増加15→17。装填数が増加26→28。
 

最後に、開発チームに向けておこなわれたQ&Aセッションについてもいくつか紹介しておこう。

─── ディスラプターRE-45に比べて、ハンマーポイントRE-45は凶悪な武器となるのでは?

開発者:
みなさまの判断にまかせます、と言いたいところですがあなたは正しいです。非常に凶悪な武器となるでしょう。RE-45はずっと最終局面に持ちこまれることのない武器でしたから、いつかかならずスポットを当てたいと考えていました。この調整がゲーム全体におよぼす影響にも興味がありました。ただ、ディスラプター弾に次ぐ強さにはなるかもしれませんが、あのレベルにはおよばないでしょう。シーズン2のディスラプター弾は理不尽すぎました。

─── コントロールモードのコツはありますか?

開発者:
拠点(コントロールポイント)を制圧すればリスポーン地点になるので、チームで攻め進むための前線拠点となります。ただ、このモードのリスポーンシステムは一般的な拠点制圧ルールよりもすこし複雑で、本拠点(スタート地点)とリスポーンしたい拠点のあいだの拠点がすべて制圧されている必要があります。よって、あなたが逆転を狙いたい場合、リスクはありますが裏取りが非常に効果的です。また、チームを支援したいなら、ランパートのアルティメットアビリティをトライデント(乗り物)に載せると最高に楽しいです!

以上が、今回のオンライン説明会で発表された内容となる。ゲームプレイトレイラーで大暴れしていた新レジェンド・マッドマギーの詳細についても気になるところだが、こちらは続報を待つことにしよう。シーズン開始を目前に数多くの新情報が明かされた『Apex Legends』。2月5日には3周年を迎える本作の新シーズンに期待が高まる。

『Apex Legends』は現在シーズン11が開催中。シーズン12「デファイアンス」の配信は日本時間2月9日に予定されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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