WSS playgroundは1月28日、『NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディガールオーバードーズ)』の販売本数が10万本を突破したと発表した。10万人を記念して、作中で使用されたスタンプの「LINEスタンプ」化や、Discord用のゲーム内絵文字の配布が予定されている。
『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、女性配信者と生活を送り、最強のインターネットエンジェルを目指すADVである。本作のメインキャラクターあめちゃんは、女性配信者「超絶最かわてんしちゃん」として活動する、承認欲求が強い女の子だ。あめちゃんは性格が悪く、わがまままですぐに調子に乗る側面も持つ。また超絶最かわてんしちゃんとしては、性格がいいフリをしているものの、配信をしてはストレスを溜め、オタクに媚びては精神状態を悪化させる。プレイヤーはそんなあめちゃんのピとして、彼女のメンタルや配信活動をサポート。最強のインターネットエンジェルを目指す傍ら、マルチエンディングによりさまざまな破滅を辿る。果たして、本作にハッピーエンドはあるのだろうか。
プレイヤーは、あめちゃんと生活しながら彼女の行動を指示し、超絶最かわてんしちゃんを配信者として成長させていく。ゲーム序盤の超絶最かわてんしちゃんは、まだ配信者として日が浅いためフォロワーが少ない。お出かけやコSNSでのエゴサなど、行動によって配信のネタを獲得。夜には動画サイトで生配信をすることでフォロワーを増やし、フォロワー数100万人を目指すことが目的の一つとなる。
ただしあめちゃんには、ストレス/好感度/やみ度といったメンタルを表すパラメーターが用意されており、配信活動を通してメンタルヘルスが悪化していく。具体的には、配信をするとストレスが増加。おくすりをキメさせたり、コミュニケーションやエッチなことをするとストレスは下がるが、今度は別のパラメーターが増加してしまう。ストレスとやみはもちろん、行き過ぎた好感度も破滅を招くので、プレイヤーは配信活動と並行してあめちゃんのメンタルを管理する。あめちゃんが感情に囚われてしまわないよう、30日間を過ごしていくわけだ。エンディングは、パラメーターの数値などによって分岐。メッセージアプリやSNSの表/裏アカウントも含めて、やみを抱えながらインターネットに生きるあめちゃんの姿が描かれる。
本作は、シナリオ・企画をにゃるら氏が担当し、2022年1月21日にSteamにて配信開始された作品だ。本日は1月28日であり、つまり1週間で10万本の売上を達成したわけである。Steamでは、3100件以上のユーザーレビューのうち、95%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得。日本語のユーザーレビューでは、平成のインターネットの空気感や、あめちゃんに魅了されたプレイヤーが多いようだ。
また販売本数10万本突破を記念して、LINEスタンプの制作が発表されている。スタンプになるのは、作中のメッセージアプリでプレイヤーがあめちゃんに送信できるスタンプ群。にゃるら氏は「記念に要望の多かったLINEスタンプを作る」とツイートしており、スタンプ案がリプライで求められているようだ。LINEスタンプの配信時期や価格は未定となっている。10万人記念としては、作中であめちゃんが使っていた絵文字が、Discord用の絵文字として配布された。本作のBOOTHから無料でダウンロード可能。おまけとして、スタンプやアイコンなども含まれている。そのほかアクションリズムゲーム『Muse Dash』とのコラボとして、『Muse Dash』に本作の主題歌「INTERNET OVERDOSE」がプレイ可能となっているようだ。
『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、Steamにて通常価格1680円で配信中。1月29日3時までは、10%オフのセールも実施されている。またDiscord用の絵文字は、BOOTHにて配布中だ。
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