言語解読ノベルADV『7 Days to End with You』Steamで2月7日配信へ。謎の言葉を推理して読み解く、2人の物語

Lizardry氏は1月24日、『7 Days to End with You』を発表した。『7 Days to End with You』は、言語を理解して物語を解読する、ノベルADVである。本作の主人公は、記憶喪失の人物だ。

国内の個人開発者Lizardry氏は1月24日、『7 Days to End with You』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。Steam版は、2月7日配信開始予定。また、iOS/Android版が本日1月24日より490円で販売されている。


『7 Days to End with You』は、言語を理解して物語を解読する、ノベルADVである。本作の主人公は、記憶喪失の人物だ。彼あるいは彼女は、気がつくとベッドで横になっていた。目の前には、見知らぬ人物がいる。この人物は、主人公が目を覚ましたことに気づくと、何かを語りかけてくる。しかし主人公には、この人物の発する言葉が理解できず、何を言っているのかわからない。記憶と言語能力を失った主人公と、謎の人物との7日間が描かれる。

本作でプレイヤーは観測者として、言葉がわからなくなった主人公の視点から世界を読み解いていく。主人公は記憶を失っており、謎の赤毛の人物の発する言葉も理解できない。一方で思考ははっきりしており、ベッドや新聞といったモノの名称はわかる。要するに、自身も含めた世界に関する情報や、現地の言葉が理解できないわけだ。そこでプレイヤーは、この人物の言葉の意味を推理して、物語を解読することになる。


観測者であるプレイヤーは、謎の言語で書かれた単語のリストを所持している。またリストは書き込みに対応。推測した意味を書き込むと、対応した単語の上に意味が表示される。単語の意味を推理して、一つ一つに適当な意味を割り当てることで、赤い髪の人物の言葉や物語を理解していくのだろう。

たとえばゲーム序盤、赤い髪の人物は主人公の状態を察したのか、主人公に言葉を教えようと、調べた箇所に応じた反応をしてくれる。またリストから単語を調べると、過去に使われたシーンが回想可能。どのような状況やモノに対して言葉が使われているかどうかで、推理を進めていくようだ。そのほか2人の物語は、プレイヤーが受け取った言葉の意味によって構成されており、プレイヤーの理解によって物語が変化。早ければ、ゲーム開始から5分以内での観測も可能であるという。


本作を開発したのは、国内の個人開発者Lizardry氏だ。同氏は個人でアプリを開発しており、これまでに『配合ダンジョンモンスターズ』や『DIG DIG DIG(Digging Hack and Slash)』といった作品をリリース。Steamでのリリースは、本作が初となる。また本作の背景やキャラクターのドット絵は、すべて同氏の自作であるそうだ。

『7 Days to End with You』Steam版は、2月7日配信予定。iOS/Android版は、490円で配信中だ。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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