国内のパブリッシャーPhoenixxは12月16日、『FILMECHANISM』を配信開始した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。通常価格は税込2050円。Steam版では12月23日、Nintendo Switch版では1月6日までセールが実施されており、15%オフの1742円で購入できる。
『FILMECHANISM』は、画面の状態の記録と復元を使ってステージを攻略する、2Dパズルアクションゲームだ。本作の主人公レックは、カメラ星で生まれたカメラ生命体である。ある時、新しい星にやってきた彼は、おうごんのフィルムを失ってしまい、フィルムを探してステージに挑戦することになる。
ステージ内には、押せば動くブロックや、カギとカギに対応した扉、通った後に閉まるゲートなど、仕掛けが待ち受けている。プレイヤーはレックを操作し、ジャンプやアクションを駆使してステージ内のギミックを攻略。無事ゴールに辿り着けば、ステージクリアとなる。ただし本作では、単にブロックを押したり、ジャンプで足場に飛び移ったりしているだけでは、進めない箇所が多数存在している。そこで、カメラ星人であるレックの力が必要となる。
レックには、ステージの状態を記録し、記録した時の状態へ復元する能力が備わっている。たとえば画面の状態を保存した後に、ブロックを押してから状態を復元すると、瞬時にブロックが保存した時の位置へと戻る。本作では、1度しか渡れない足場を復元したり、ゲートを閉じていない状態へ戻したりなど、レックの持った記録と復元の仕組みを活用して、ステージを攻略するわけだ。レックは、ステージ内に設置されたフィルムを取得すると、能力が使用可能となる。またステージが難しい場合には、メニュー画面内から段階的なヒントが確認可能。ステージは全部で200以上用意されており、歯ごたえのあるステージも用意されているようだ。
本作は、元は『REC』と呼ばれていた作品だ。『REC』は2019年7月に開催された、ゲームエンジンUnityを使って1週間でゲームを作るゲームジャム「Unity1週間ゲームジャム」第12回の参加作品として初公開。同ゲームジャムや国内外のコンテストで評価を得た後、タイトルを『FILMECHANISM』と改めて開発が続けられてきた。『FILMECHANISM』は、『REC』の製品版に相当するわけだ。また本作を開発したChemical Puddingは、ゆる~くゲームを作っているというサークル。過去作としては、2019年に色を切り替えてキャラクターをゴールに導くパズル『テンピーポーテンカラー』をスマートフォン向けにリリースしている。
『FILMECHANISM』は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、通常価格2050円で配信中。現在は、15%オフのセールも実施されている。またSteamのストアページでは、20ステージほどが遊べる体験版も公開中。また前身となる『REC』は現在も公開中で、体験版と異なるステージがプレイ可能となっている。
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