国内の個人ゲーム開発者Annulus Gamesは12月15日、『LinearShooter Remixed』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。価格はSteam版が税込310円、iOS版が250円、Android版が240円となっている。
『LinearShooter Remixed』は、線によって構成されたミニマルな画面が印象的な、ローグライト弾幕STGである。本作では、戦いの背景となる事情や、世界の設定などは語られていない。プレイヤーは、戦闘機のような外見の自機を操作。自機中央にあるコアに被弾しないよう、敵の放つ弾幕を避けながら5ステージの攻略を目指す。
自機としては、3発のシンプルなボムを持ったTYPE-Aや、ボムの代わりに自動的にシールドが展開されるTYPE-Cなど、性質の異なる7種類の機体が用意されている。ボムは、グレイズやアイテム回収によってゲージが回復し、再使用可能となっている。難易度はノーマルとハードの2段階。ゲームモードとしては、シード値を指定できるカスタムモードと、エンドレスモードも用意されている。
本作では、縦画面の弾幕シューティングゲームに、ランダム要素が取り入れられている。Steamのストアページによると、プレイする度にステージの内容が変化するという。敵の構成や弾幕のパターンが変わることで、毎回違うステージに挑戦できるのだろう。
またステージをある程度進むとパワーアップアイテムが出現し、3つの選択肢から1つを選択する。ショットをレーザーに切り替えるLaser、シールドによって前方からの弾3発を防ぐBarrier、ショットが敵へ向かっていくGuided Bulletなど、パワーアップアイテムは27種類。中には、自機にオプションを追加するアイテムと、オプションのショット数を倍にするアイテムなど、組み合わせによって効果が高まるものも存在している。火力や生存性に特化したり、自機の性質にあわせてカスタマイズしたりなど、パワーアップアイテムの選択によってもゲームプレイが変化するわけだ。そのほか、本作では線で描かれたミニマルな画面構成が採用されており、トランスミュージックも相まって、シンプルながらスタイリッシュなバトルが展開される。
本作を開発したAnnulus Gamesは、インディーゲーム作家を志し、シューティングを専門に制作している国内の高校1年生だ。これまでに、スマートフォン向けアプリとして『般若弾幕伝』『Mini Blaster』などをリリース。本作は、同氏が以前スマートフォン向けにリリースした『LinearShooter』をベースに、新要素の追加やグラフィックの強化などを施したリミックス版であるそうだ。また同氏は、国内の高校生などを対象としたゲーム開発の大会「Unityユースクリエイターカップ2021」に弾幕STG『MILVUS Code115』で参加し、ゴールドアワードを獲得。現在制作中だという同作は、大会のページからプレイ可能となっている。
『LinearShooter Remixed』は、PC(Steam)/iOS/Android向けに配信中だ。